感情を感じ切ること

街中で、顔を真っ赤にして地団駄を踏んで泣きながら、何やらママに抗議している5歳くらいの男の子を見ました。
全身を目いっぱい使って感情を表現する様子、日本人離れしてるなぁ…と、なんだか微笑ましく思いました。漫画みたいな地団駄(!)でした。


大人になると、なかなかそんなふうに感情を表現することはありませんが、やはり、ちゃんと感じて上手に表現しないと…です。

感情は、私たちを突き動かす原動力、エネルギーです。
喜び、怒り、憎しみ、悲しみ、愛情…さまざまな感情がありますが、それらはただ「感じてもらう」ために存在してくれます。

たとえば悲しみというエネルギーなら、からだ全体で悲しみを感じたい。
悲しみは、全身で感じきったとき初めて、そのエネルギーは解放されて、安らかに消えてなくなりますから。

感じきられることなく抑圧されて、中途半端にとどまっている未解決の感情と、それに関連する心の葛藤を抱えて生きることは、できるだけ したくないと思います。

鬱々とした気分やイライラの原因にもなりますし、現在の人間関係に問題を起こしがちになるし、た易く傷ついてしまう原因になるからです。


解放の仕方は、人それぞれにいろいろあるでしょう。
ひとりでやれることもたくさんあります。

でも、ひとりではどうにもならなくて我慢するしかないという思いもあります。
また、「なかったことにしたい」というほどの耐え難いつらい感情は、抑圧しようと心が働くと、何かの中毒を起こすこともあります(たとえば、タバコやアルコール、チョコレート、大食いやセックス、買い物、仕事などに依存する…など)。
それから、なんでも完璧にしなければ気が済まない、誰よりも優れることや誰よりも悪くなることに依存する、自分の問題から目をそらすために度を越えて他人の問題にかかずらう…ということも。

いずれも、感情をありのままに感じられなくて誤魔化す必要があるときに陥ってしまうものです。

やっぱり人は、心から共感して一緒に感じようとしてくれる人がそばにいてくれることで、「感じてよし!」の許可を自分に出せるものですし、自分は受け止めてもらっている、理解されている、という感覚を身体が受け取ることによって、癒されていくのだと思います。


地団駄踏んでいた男の子は、地団駄踏んでいる間じゅう、それを阻止せず叱らず、ただ「おお、おお、つらいか、悔しいか」と余裕で泣かせ切っていたママ(←えらい!)がいてくれるおかげで、きっと、感情を解放したり、耐えたり、心を整理したりすることを、だんだんと覚えて成長していくのだなぁと思いました。
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by kktreasure | 2013-09-12 20:05 | Trackback | Comments(0)

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