わらわら出てきて散っていきました
2013年 11月 16日
おつき合いが全くないお宅だったので、売りに出されたことは少し前に売地のチラシがポストに入っていたことで知ったのですが、今朝いきなり、ゴーン!ゴーン!ベリベリベリッ!と始まって驚きました。
そのお宅に住んでいたご家族は、その家(築35年ほど)にとっては二代目の家主さんになります。
建てられた当時は別の家族が住んでいました。
その家には犬を飼っていたおばあちゃんがいて、毎日長い時間、犬の散歩をしていました。
我が家も犬(ウェルシュ・コーギー)を迎えて、散歩で会うようになりましたが、会うと必ず
「可愛いねぇ。でもこの子は尻尾がないんだねぇ。可哀相に」
と言いました。
「尻尾のない犬種なんですよ」
とお話ししても、次に会うとまた
「尻尾がないんだねぇ。可哀相な子だねぇ。何があったんだか…」
と独り言のように言いました。
そのおばあちゃんが亡くなり、そのご家族は引っ越していかれ、
今のご家族が越して来られ数年……、近所づきあいをされないお宅でしたので事情はわかりませんが、いつの間にか越して行かれてたということですね……
壊されていく家からは、解体屋さんの作業であがる塵・埃とともに、たくさんの、なんともいえない混じり合ったエネルギーが、空に上がっていくのを感じました。
トトロに出てくる『まっくろくろすけ』みたいなのがワラワラと散っていく感じも…。
長い間すぐ近くに住んでいたみんな、さよならーーー☆
そう思いながら、しばし窓辺から解体作業を見守っていました。
本日は気持ちの良い快晴です。