いま目の前にいるのは、親じゃなくて恋人
2014年 06月 03日
「寂しいから恋人が欲しい」と言う人が時々いますが……
寂しさ、不安、劣等感、罪悪感、「生きづらさ」……
そういうものが疼く心の【傷】または【穴ぼこ】を、相手に癒しほしい、埋めてほしい、あるいは忘れさせてほしいと(無意識にでも)思って恋愛をしても、当然ですが、うまくいきません。
恋人に【傷】とか【穴】とかを塞いでもらったり埋めてもらったりすることはできないです。
恋って "欲しい" と思うことですから、自分の持っていないものに向き合わされることになりますね。
だから不安になったり怖くなったり、辛いものがゾワゾワ、ムクムク出てきます。
でも、出てきたら、それ、手放すチャンスなのですから、
誤魔化してしまわずに、ちゃんと見てみることなんですよね。
怖いけど、括目!
それから、大人げなく恋人に感情をぶつけちゃう、駄々をこねちゃう、止められない、という人。
それって大抵は、親に対して抱いて発散しそびれたものを恋人にぶつけちゃってます。八つ当たりです。
よくやっちゃう(ノ_-。)っていう人は、今度そうなったら意識してみてください。
「いま目の前にいるのは、親じゃなくて恋人」ですよね。
恋人を、親代わり(未消化の感情をぶつける対象)にしないこと。
(相互に理解と信頼ができていてやる場合はリクレーションのようにやれますので、それは別。)
純粋な意味での「恋」は何年も続かないことがほとんどで、
それは、終わってしまうか、安定した本物の「愛」に育っていくか、どちらかです。
男女が(男女とも限りませんが)出会って恋をしている時間は、短いのです。大切にしないと…☆
自分の心の【古傷】や【穴】を相手になんとかしてもらおうとしない。
自分の中の "幼い暴れ馬" の面倒は自分で見る。
そうして、ほんとの大人同士としての恋愛を、うんと楽しんでほしいと思います。