助けてくださいと言えること
2014年 12月 11日
昨晩遅く、娘のショウコから電話がありました。
電話なんて滅多によこさないショウコなので、深夜の着信に、何か事件!?とドキンとしました。
用件を聞くと、今日病院で経験した仕事の話、とのことでした。
ショウコはこの春から勤め始めた病院で、志願して「オペ室のナース」… "オペ看" をしています。
2年かけて全ての科の手術を学ぶ研修プログラムになっているのだそうです。
で、昨日は、初めて経験する科の手術に関して、自分にとっては「超えている」ことを担いなさい、という指令が、オペに先がけ出たのだそうですが、
ショウコが電話で話してくれたのは、「無理だ」というふうに思った彼女が、どう行動して、自分にとっての無理難題を解決させたのか…ということについてでした。
医療の現場の話ですから、もちろん慎重に安全に過誤のないように…は当然(実力が達していない人に頑張られても困ります)なのですが、それは置いておいて、
私は、ショウコが「先輩ナースたちに相談をして、相談しまくって、助けてもらって、そして納得して解決した」という話を、とても嬉しい思いで聞きました。
ショウコはものすごい努力家でド根性娘で、何にせよ「人に相談する」「誰かに助けを求める」というのが、得意ではありませんでした(と思います)。
訊いてしまえば早いものを、自力で何とかしようと頑張る(頑張り過ぎる)タイプです。
でも、この春から働いている病院には、ドクターにもナースにも尊敬できる素晴らしい人がたくさんいる、と聞いていましたので、
私は、ショウコが、そんな人たちと出会えているのなら、いろいろなことを教わって、しごいてもらって、うんと成長してほしいなぁと思っていたのです。
だから、昨日の話から、ショウコが「窮地でやむを得ず」だったかもしれないけれど、先輩方にがんがん質問に行って助けてもらって、そして問題を解決した…という経験は、もしかしたら「自力でなんとかやりきった」という体験よりも、良い経験になったんじゃないかな…と思いました。
これは、"これでいいのかよくわからないまま(内心ヒヤヒヤ)独りで頑張ってやり抜く癖" を持っていた私だから、特にそう思うのかもしれません。
「教えてください」「助けてください」ってちゃんと言えること、そして、助けてもらった、という経験を積むことは、すごく大事だな、と思います。
そういう人は、ぐんぐん伸びていきますね★