「人物相関図」を書いて眺める クロ郷家
2015年 06月 15日
職場の人間関係についてのご相談を伺っていて、登場人物が多そうだな、と感じるときは、ちょっとお話を遮って、
本格的に「人物相関図」を書くときがあります。
こういうやつです ↓ ↓ ↓ (「相関図」の画像、お借りしました)。
そうすると私もクライアントさんご自身も状況を整理し易くなるのですが・・・。
先日も、なんだか凄い社内の争い事に巻き込まれてしまっている、そして、そうなっていることをたぶん分かっていない、善良な・・・本当に善良で純朴でいかにも人の好さそうな青年がご相談に見えました。
お話を伺っているうちに私は、
「これは騙されちゃってるなぁ・・・」
「ハメられてる感じだなぁ・・・」
「このままじゃ大変。なんとかした方がいいだろうな・・・」
と感じましたので、ここは一つ・・・!と思いまして、
久々に「クロ郷家」を同席させながら、状況を見極めて、うまい解決をするべく、知恵(というか悪知恵)をお伝えして、ちょっと頑張ってみましょうよ、とお勧めして(そそのかして)みました。
私は、清く正しいカウンセラーではありません。
ときどき、「クロ郷家」を出します。
別に「やられたらやり返す・・・」とかいう話にするのではありません。
でも、「人ってこういうことを望むとこういう動きをすることもあるんだよ」、「組織ってね・・・」と、そういうことをお伝えするのもよいかもしれない・・・と考えることもあるのです。
素直なそのクライアントさんは昨日、私の勧めのとおり作戦を実行してみた旨、報告しに来てくださいました。
大変だっただろうなぁと思います。「作戦」とか「演技」とか・・・ほんとに無理そうな方なのです。
でも、
「郷家さんの言ってたとおり、〇〇さんに事を知らせるには△△さんに伝えた方が確実でした。郷家さんの読み、当たってました。」
「これで最悪の危機は回避できました」
「しかし、人って、そんなことを考えて立ち位置を決めたり動いたりするものなんですね。今回は本当にびっくりしました。でも、良い勉強になりました」
とのことでした。よかった。
また、今回「痛いほどわかった」のは、
「女のネットワークを甘く見ちゃいけない」ということだったとか。
そうそう、そうなんです、甘く見ちゃいけない★