元・孤独な王様ライオンは・・・ ~『ジオジオのかんむり』~
2015年 07月 11日
自分の中の野生動物・・・パワーアニマルとつながる、
その動物になりきって動く・・・というワークがありました。
先生に "動物になる" ことを指示されて、
即座にピューマ(?)になって四つ足で走った人、
鷹になって椅子の上に上がり、そのうち、すーーいと
飛ぶ真似をした人、
恥ずかしさや戸惑いから、いつまでもヒトのまま棒立ち
だった人・・・
さまざまでした。
私が何になったかというと・・・
ライオン でした。
まんまじゃないかーーーって、家族や友だちはきっと笑いますね。
どっしり。ゆったり。
そう、この体形とこの風情ですからピッタリなんですけど。
動物になりきる、なんてね・・・
なんか「カンベンしてくださーい(´Д`;)」と言いたげな、
腰の引けた感じの生徒もいましたけど、私はなりきりました。
「なりきった動物同士で絡んでみる」という指示も
あったのですが、
私は、ゆったり寝そべっていて動かず、
近寄ってくるサルやゾウやイヌに、"デカい前足" で
シャッと威嚇して遠ざけ、また昼寝・・・というふうでした。
私はいつも独りだったんですよね、気持ち的に。
子どもの頃、家でも学校でも、
ひとり大人びていてしっかりしていて、
全く心配ないように見えてたと思います、
いや、見えてた、というか、そう見せてたんだと思いますが。
学校では、担任教師が
「明日先生は出張なので、みなさん、あかりさんの言うことを
よく聞くように!」
って言っちゃうような、そんな生徒でした。
いつもみんなの中心にはいるんだけど、
いつもハツラツ、笑顔で働いてるんだけど、
じつは、不安。
じつは、孤独。
猛烈につまらなくて、寂しかったです。
5年ほど前に体験した上のワークでも私は、寝そべりながら
「自分はやっぱり孤独なライオンなんだなぁ・・・」と
なんかちょっと泣きそうになってました。
でも今は違います。
この間、もう違うということに気づきました。
『ジオジオのかんむり』 という名作絵本をご存じですか?
私は、あのジオジオに、自分を重ねていました、若い頃から。
年を取ったら ジオジオになりたいなぁ、と思ってました。
で、今ようやく、ジオジオになってきたなぁと思っています。
願い、叶ってきました(^-^)
安全な私の冠の中で、
友だちになってくれた鳥が卵を産んでくれる、
そして孵化したひな鳥は綺麗な声で歌を聴かせてくれる・・・
ああ私は、元・孤独な王様ライオンかもしれないけど、
でも年を取って、たくさんの人と交流するようになって、
やっと幸せになってきたんだな、と思います★
(お客様が「パワーアニマル」「トーテムアニマル」の話をされたので書いてみました・・・)