「私、こんなふうに大事に扱われたかったんだ」と気づく
2016年 05月 13日
先月、20年ぶりくらいに、髪をショートにしました。
切ってくれたのは、長年通う美容室の美容師さん。
10年のお付き合いで、これまでずっと信頼してお任せしてきたのですが、今回はどうも気に入らず、その後、修正してもらいに行くも、やっぱりしっくり来ず・・・
あれ? 彼は私の言うことを、分かった気になってる?
(今さら、ちゃんと聞いてくれない?)
ううむ。彼の「こういうふうがいい」と私のそれは違うのに、伝わらない・・・
ということで、ヨソへ行ってみようかな、と思い立ち、
まったく初めての美容室を訪ねてみたんですね。
ホームページ見て、スタイリスト一覧から直感で「この人?」と思った人を選んでネット予約して・・・。
私にしたら、かなり思い切りました。
長くお世話になってきた美容師さんに対しての申し訳なさや、家が近いからそのうちきっと会っちゃう、なんだか気まずいなぁという思いもちょっとあったり、別の美容師と言ってもハズレるかもしれないし、と・・・
結果的には、これからもこの美容師さんにお願いしよう、と思えたので、行って良かったのですが、今回、ちょっと気づいたことがありました。
それは、
「私、こんなふうに大事に扱われたかったんだ」
ということでした(笑)。
今度の美容師さんは今までの美容師さんとはキャリアに随分差がある若い人ですし、
初対面ですから、お互いに全く知らない状態から会話で理解に努める・・・ってことをし、
カット・カラーリング・仕上げ・・・と全ての工程を、慎重に丁寧にやってくれたので、
すごく時間がかかってしまいました。
でも、私、とっても嬉しかったんですね。
とにかく一生懸命このお客の希望を叶えてあげたい、っていう
心意気が、すごく伝わってきたからです。
自分が大事にされた、と感じたからです。
どんな「サービスの提供」であれ、他人に何かをしてあげよう、というとき、
(もちろん満たしていてほしい水準はありますけど)
何より大切なのは、
「相手のことを大事に思い、相手のことを大事に扱おうとする気持ち」
なのだな、ということを、改めて実感した出来事でした。
これは、美容師でも コックでも 家を作る人でも、
もちろん私たち援助職にある者も、
あるいはプロの仕事の話じゃなくても、同じだなぁと思います☀