姪のお葬式で感動したこと
2016年 06月 19日
姪のYの葬儀のことを書きます。(➡前回の記事『姪っ子(25歳)逝去』)
葬儀に関する Yの母親(私の妹)の希望は、「(家族葬というのではなく)できれば、たくさんの方に見送ってほしい」というものでした。
そこで、従姉である私の娘のショウコ(26歳。Yとは同じ中高一貫の女子校に通いました。2学年先輩になります)が、友人担当の連絡窓口になることにしました。
Yのスマホは、暗証番号の設定がなかったので幸いでしたが、時間がない中(翌日が通夜、という状況)の最適な連絡手段は・・・と考えて、ショウコは、Yの幾つかのLINEグループに、本人代理の書きこみとして訃報を流し、葬儀の案内をすることにしたんですね。
LINEのグループに訃報を流す・・・
昭和37年生まれの私にとっては斬新すぎです(・・;)
この急な連絡はどう伝わるだろうか・・・(だって、グループによっては、直前の書きこみが、「Y~♪、飲み会の出欠の返事、あとはYだけだよー」だったりしたのです・・・)、また、こんな連絡で、どれほどの人が遠く埼玉なんかへ足を運んでくれるだろうか・・・と案じたり・・・
でも・・・!
とにかく反応は早く、また予想以上の拡散がなされ、結果的に、びっくりするくらいの人数のお友達が、参列してくれました。
もちろん、これはYが生前、良い方たちと出会い、良い関係を持っていたことの証しでもあったのですが、
私はとにかく、スマホを経由して連絡を取り合い、おそらくは陰でいろいろと発信し合い打ち合わせて、セレモニーに駆け付けてくれたこと、
そしてYが含まれているLINEのグループには、続々と追悼メッセージやらYの生前の写真やらを載せて届けてくれたこと・・・
と、そういう、昭和の時代にはなかったスマホというツールを使っての「気持ちの伝達や共有」、そして、"素早さ" で示してくれた遺族への心遣い・・・というものを目の当たりにして、すごく感動しました。ほんとに感動しました。
そして、ほんとに遠くから、新幹線で、飛行機で、駆け付けてくれ、我々親族と一緒に悲しみ悼んでくれたことに、私たちはどれだけ慰められ感謝したことでしょう。
20代の若い人たち(葬式などまるで慣れていないですよね、初めての人もいたでしょう・・・)が、大きな衝撃を受けながら式に参列してくれ、遺影の写真や 棺に入って眠っているYの顔を見て、また妹たち家族の憔悴しきった様子を見て、何を感じたのか・・・
きっと、それぞれに、何かを強烈に感じて、これからの生活、人生に、生かしていってくれると思いました。
彼らはしっかりと何かを受け取ってくれ、そのことで我々もたくさんのものを与えられ・・・
大げさにも思える葬儀でしたが、Yがどれだけみなさんに愛されていたかが身に沁みる、本当に良いセレモニーでした。
Yも、恐縮しながらも喜んでいたと思います ★