カテゴリ:映画、テレビ、芸術( 91 )   

『怖い絵展』(上野の森美術館)へ   

2017年 10月 19日



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上野の森美術館で開催中の『怖い絵展』に行って来ました。
私は中野京子氏の著書『怖い絵』のシリーズがとても好きで全て読んでいます。
中野氏特別監修の今回の展覧会、楽しみにしていました。

連日、大変な混雑ということだったので、雨の平日を狙い開館15分前に行ったのですが……
やっぱりすごい混雑でした。大盛況なんですね。



「怖い」は強烈に私たちを惹き付けます。
私たちが怖いと思うものには、「死」に収斂されていく病や暴力、戦争、天災など、それから、悪霊、魔、怨念、暗闇、他者の思惑など「未知のもの」、それから、「喪失」とか「孤独」「不安」など・・・、いろいろありますね。

それら、いろいろな「怖さ」を、解説つきの絵画の数々 で見ることのできる機会というのは貴重だなと思いながら、ありがたく鑑賞させてもらいました。
見るからに怖い絵もありますが、一見そうではないのに意味を知ると凄く恐ろしいものを孕んでいたんだ・・・と気づかされてぞっとなるものも・・・。



本展の目玉、『レディ・ジェーン・グレイの処刑』(ポール・ドラローシュ、1833年)ですが、
この作品は、長らく、個人所有であったり、テムズ川の氾濫後半世紀近くも "行方不明" になっていたもの、とのこと。
1973年にロンドン・ナショナル・ギャラリーに戻った時は奇跡といわれたこの作品、日本へやってきたのは今回が初めてということです。


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この絵の主人公、ジェーン・グレイは、たった9日間女王であったのちに玉座から降ろされ処刑されてしまったのだそうですが、16歳だったとのこと。

純白に輝くドレス、真っ白な肌、目隠しはされていますが匂い立つような美しさを持ったジェーン・グレイの存在感はものすごいです(絵のサイズも、約2.5m×3.0mと大きいです)。

"失敗なく一撃で斬れるよう"ジェーンは髪をよけ首を出させられ、手は首載せ台を探しています。
落ち着いた処刑人の風情と慈悲深く介添えをする司祭。
そして、広げられた黒い布と血を吸いとるために敷かれた藁・・・
この直後にどうなるのかを想うと胸を衝かれます。

見に行くことのできる方は是非。間近で見られます花
会期:12月17日まで。



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by kktreasure | 2017-10-19 11:55 | 映画、テレビ、芸術 | Trackback | Comments(0)

熱中している人が好き   

2017年 10月 10日

オーストラリアに発つ前、息子のサクが

「今回は、テレビ番組のダビングしたものを、ときどき送ってもらっていい?」

と言って、幾つかの番組を挙げました。


昨日は、その中のひとつ、『香川照之の 昆虫すごいぜ』 (NHK Eテレ)が録れました。


泊まりに来ていた娘のショウコと一緒に録画を観たのですが・・・、すごく面白かったビックリマーク


この番組、昆虫マニアの香川照之さんがカマキリの被り物と衣装をつけた "かまきりカマキリ先生" として登場、

毎回、虫捕り網を持って野山を駆け回ります。


昨日は「3時間目 オニヤンマ」の回でしたが、

香川さん、すごく嬉しそうだし、いちいち興奮しちゃうし、さすがな知識だし・・・

とにかくイキイキして採集や実験に励んでいるので、観ているこちらまで楽しくなってしまいました。



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一緒に観ていたショウコが、今やテレビには、こういう "本物" を求めたいよね、と言いました。


ほんとほんと。


子供騙しな作りのもの、嘘ばっかのもの、誰かを落とし穴に落として笑うようなヤツは要らんよね、という話をしましたマグカップpマグカップb




『昆虫すごいぜ』 のほか、何本かのドキュメンタリー、バラエティー番組もダビング。

よく観ていた 『YOUは何しに日本へ?』 も・・・。


この番組も、熱心に取材してるのを成田空港で実際見ましたが、VTRを観ているバナナマンのお二人のコメントも温かくて、好きです。


今回ダビングした回では、周防大島に住むカナダ人男性が紹介されていました。

「一度の人生、後悔したくなかったから」と早めにリタイアし、買ったヨットで日本へやって来て日本を一周したんだとか。


50歳を過ぎてからの決断と挑戦のお話に、

うーん、私にも、これからやりたいこと、まだ何か思いつくことはあるかなぁ・・・

と我が身に照らし、ちょっと考えてしまいました。




私はやっぱり「熱中している人」「大好きなことに注いでいる人」が好きだなぁ・・・ ハート


と、そんなことを想いながら、CDダビング作業をした昨晩でした。

明日発送してこようJP





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by kktreasure | 2017-10-10 11:04 | 映画、テレビ、芸術 | Trackback | Comments(0)

指揮者・西本智実さんの脳内トリップ   

2017年 09月 16日

何日か前、朝テレビをつけたら、指揮者・西本智実さんがご自宅で取材を受けている様子が映っていました。

ご自宅公開は初、とのこと。

Tシャツにパンツというラフな家着姿も新鮮でした。



西本智実さん、「男装の麗人」などと言われる美しい方ですが、

ロシアで学び、アメリカ、アジア…と活動の幅を広げ、クラッシックファンの裾野を広げてらっしゃる、世界でも珍しい女性指揮者です。



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(※画像、お借りしました)


私は随分前に一度だけ、誘われて友人と出掛けた演奏会で、彼女の指揮を生で見たことがあります。


峻烈で優雅で、すっかり魅了されました。


カリスマって、こういうことか・・・という衝撃も受けましたし、

「この人は、音楽を神様に捧げているようだ」と感じました。


後に、彼女の率いるオーケストラが、アジアで初めて「ヴァチカン国際音楽祭」に正式招聘されて演奏し、喝采を浴びた、ということをニュースで知った時は、ひどく納得したものです。




その西本智実さんのご自宅での様子をテレビで紹介していたので、つい見入ってしまったのですが、

番組では、西村さんのオフの日の過ごし方を紹介していました。


宝石紫 駅などに置いてある旅行のパンフレットを貰ってきて眺める

(そこへ行っている気分に浸るために、ヒグラシと小川の音 をスマホで流し、「いま自分は、ちょっと行ったら大好きな温泉がある森の中にいる」などと妄想するんだそうですはーと


そのほか、


宝石紫 万華鏡を覗く

宝石紫 蜜蝋のロウソクの炎を眺める

宝石紫 パリの街並みとそこに居る人たちのミニチュアの人形を配置換えして対話させたりする


という、"妄想系 "の趣味 を披露していました。




私はその趣味、すごくいいなぁ、素敵だなぁ、さすがだなぁと思って見ていたのですが、

取材していた若い女性スタッフは「理解していない」感じでしたし、VTRのナレーションも、面白く伝えようとする意図なのか茶化しているふうで、ちょっと残念な気持ちになりました。


「西本さん、お疲れのようです・・・」

とか、

「西本さん、やっぱりお疲れなのでしょうか・・・」

とか、

いちいち「お疲れ?」「お疲れ?」って、そんなナレーションを挟むのは、なんかお粗末だし失礼だなぁ、と。朝の情報番組だから、軽い調子は仕方ないか・・・




彼女の、あれだけのバイタリティ、クリエイティビティ、リーダーシップを想えば、

そうやって 心身を休ませ、パワーを集め、意識を拡大させたり、新たな場所にアクセスしたりしている のは当然だろうなぁ、と納得しました。

やはり凄い才能を発揮している人というのは、それぞれのスタイルの瞑想をしているものだなぁ、とも。


指揮者って、タテに何十段にもなってる楽譜を見て、その音楽を聴く人ですよね。

オーケストラを率いて、楽譜に描かれた音符から自分だけの世界を作っていく・・・

そういうことをする人の妄想、脳内トリップは、スケールも豊かさも違うんだろうと思います思う



西本さんのご先祖は、長崎平戸の生月島で暮らした隠れキリシタンだったのだそうですね。
「祖先たちが導いて下さっているようにも感じている」、
「今を生きる多くの方々と一緒に音楽を通じて祈りを捧げたい」
という彼女は、今後どんな活動をしていくでしょう・・・きらきら


私も今夜は独り、目を閉じてトリップしたいと思います。
プレーヤーから流す音は、清流の音か、波音か、夜の森の音か・・・ 星



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by kktreasure | 2017-09-16 11:55 | 映画、テレビ、芸術 | Trackback | Comments(0)

「人の役に立たなきゃ生きてる意味がない」 ~『ごめん、愛してる』より   

2017年 07月 24日

今期は "心待ちにするドラマ" が無くてつまらないです。

でも幾つかの作品を、なんとなーく視聴しています。


その中のひとつ、『ごめん、愛してる』(主演:長瀬智也さん)。

その第3話に、こんなシーンがありました。


幼い頃母親に捨てられて不遇な環境を生きて来た、長瀬くん演ずる律が、吉岡里帆さん演ずる凜華に、こんなことを言います。



「捨て子ってのは人の役に立たなきゃ生きてる意味がないんだ。そうだろ?」


「親にとって子どもは無条件に可愛い。生きてるだけでOKだ。でも俺はそういうわけにはいかない」



この言葉、

ちょっと前にカウンセリングに来られたお客様のことを思い出したこともあり、

それから、小さかった自分の気持ち・・・(私には両親がいて、「捨て子」ではなかったけれど、勝手に自分を心理的な捨て子だなぁと感じて大きくなってしまいましたので・・・)に重ねたこともあり、

不覚にも目頭濡らしてしまいました。

(1話、2話と、なんだかベタな設定と展開だなぁとか韓国ドラマっぽいなぁなどと思いながら、引いて見ていたんですけど・・・)




人の役に立てているのかどうか、人に喜ばれるかどうか、いつもいつも自分の行動の基準はそれだった、と、そんな人もいらっしゃるでしょう。


人の役に立たなきゃ生きてる意味がない。生きてはいかれない。


そんなふうに思って、子どもの頃から緊張して必死に生きて来た、ということの切なさ、哀しさ・・・です。




ドラマで律は凛華に、

「そんなことを思って今まで生きて来たの?」

「そっか・・・。えらいね。よくここまで大きくなったね」

と言われ、いいこいいこされると、

「膝枕をしてくれ」「子守唄を歌ってくれ」とぶっきらぼうに頼み、歌ってもらいながら目を閉じて涙してました(大きなナリした粗野な感じを湛えた長瀬くんが演るので、よけいグッときた・・・笑)




そう。お母さんの膝枕。子守唄。ただ、安心して眠ること。


人は、そんな経験を持っているかどうかで、かなり違いますね・・・




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by kktreasure | 2017-07-24 17:17 | 映画、テレビ、芸術 | Trackback | Comments(0)

ベストアルバムみたいな人生じゃ疲れる   

2017年 06月 02日

昨年からやっている トヨタ自動車のC-HRのCM。

Queen (イギリスのロックバンド)の 『Keep Yourself Alive』 が使われています(・・って、わかりますかね?)


私は高校時代、 Queen が大好きで、よく聴いていました。

アルバムも、ほとんど買って持っていました。


なので、CMで耳にするたび 「やっぱりイイわー♪ 上がるわー♪」 と思い、

そうだ、車を運転するときに 『Keep Yourself Alive』 聴こう、そして、ビュンビュン行こう、と思いまして(苦笑)


収録アルバム『旋律の王女』を探したんですが、見当たらない・・・




で、気づいたのは、「私が買ったのは LPレコード だったんだ、CDは持ってなかったんだ」ということでしたガーン


仕方なく、何年か前に買ったベストアルバムにも収録されてるから・・と、それをスマホに入れて、車でかけたわけなんですけど・・・



・・・なんか、調子狂うんですよね。ベストアルバムってショボーン



"聴き込んだアルバム" というものがある方は、解ってくださると思うのですが、

アルバムって、その構成ってものがあって、曲順ってものが大事で・・・

ヒットした曲をぎゅうぎゅうに詰め込んだようなベストアルバムって、

次から次へ・・・で、息つく間もない感じで、「おっ、おう・・・」ってズッコケそうになる・・・あせる




ちょっと、人生を想ってしまった。


ときどきお客さんにもお話するのですが、


人生、絶好調は続かない。

どうやっても調子が上がらない時もある。

動けず休むしかない時もある。

そしてまた、確実に満ちていってることがわかる時期が来る・・・



ベストアルバムみたいな人生を望んでも仕方がないんですよね。

というか、そんな人生、軽くて喧しくて、いいもんじゃないかも。


上がって、下がって。


引いて、満ちて。


そんな感じを受け入れながら、行くのがいいですニコニコ



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・・・なんて、Queen のベストアルバムで、人生のバイオリズムを思ってしまった話でした。



ちなみに、冒頭に書いたトヨタのCMのキャッチフレーズは、

起用曲 『Keep Yourself Alive』 にちなんだ


「 Keep Yourself Alive 走るなら、自分の道を。」


となっています。


素敵ですウインク





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by kktreasure | 2017-06-02 08:14 | 映画、テレビ、芸術 | Trackback | Comments(0)

憧憬 ~朝ドラ『ひよっこ』   

2017年 04月 20日

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今期の朝ドラ『ひよっこ』。

マラソン解説の増田明美さんがナレーションをしてらっしゃいます。

初回いきなり「おはようございます。増田明美です」と爽やかな声のご挨拶に始まり、ちょっと驚きましたウインク

視聴者に優しく語りかけるナレーション、とっても素敵ですハート




本作は、茨城の北西部の村で生まれ育ったヒロイン(演:有村架純ちゃん)が上京して成長していく物語だそうですが、まず、舞台になっているヒロインの故郷がいいです。

ヒロインが育った農村の風景は、トトロのサツキちゃんとメイちゃんが走ってそう、ド田舎です。


そして、ご飯が炊き上がるとカチッとスイッチが上がる炊飯器とか、家にはなくて借りに行って電話交換手さんに繋いでもらう電話とか、『ひょっこりひょうたん島』『ゼスチャー』、「インド人もびっくり」って言うカレーのCMなど‥‥


"嗚呼、昭和30年代" です。懐かしさで きゅんとします。

私は埼玉県に生まれ育って、結婚後も実家を二世帯住宅に建て替えて親と住むことを選択しましたから「帰れる故郷」がありません。

農業の厳しさも、父親が出稼ぎに出なくてはならない、という状況も、私には解りません。


でも、「遠く離れたとしても、いつも心に想う大切な故郷がある」というのは良いものなんだろうなぁ、故郷があるっていいなぁと思いながら見ています。




それから、

子どもの育つ環境に、働き通しでキツいだろうに愚痴らず嘆かず日々笑顔でいる両親とお祖父ちゃん、叔父さん、村の人達‥‥という「頼もしい大人たち」の姿があり、温かい関わり合いがある、ということの素晴らしさを思います。

それら全てが、育っていく "ひよっこヒヨコ" たちを、包み、導いています。

そういうものはきっと、ひよっこたちが大人になった時には、大きな糧、揺ぎない支えになっていることでしょう。


そういうことを、羨ましく思いながら見ています。




しかしこのドラマ‥‥2回に1回くらい、涙してる気がします‥‥

泣くと毎回、やれやれ、どうという場面ではないのに、私は何を泣いてるんだろう‥‥と思うのですが、

改めて考えてみると、私の涙腺を緩めるのは 「憧憬の気持ち」です、きっと。

このドラマには、子どもだった私が「すごく欲しかったもの」が映し出されているのです クローバー




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by kktreasure | 2017-04-20 11:35 | 映画、テレビ、芸術 | Trackback | Comments(0)

GoogleEarth で起こした奇跡 ~『LION ライオン 25年目のただいま』   

2017年 04月 11日

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兄に「ここで待ってろ」と言われた駅のホームで、つい列車に乗り込んで居眠りしてしまい、

運悪く、その車両が回送列車だったためにノンストップで遥か遠くの町まで運ばれてしまった5歳の少年。

さらに運悪く、やっと降りられた駅では人々が話す言葉が少年の方言とは異なっていて通じず・・・。


危険をくぐり抜けながらも結局家に帰ることは出来ず「孤児認定」を受け、オーストラリア人夫婦に育てられた青年が、25年経って故郷を見つけ出したというお話。実話なのだそうです。


幼少時代の主人公・サルーを演じたサニー・パワールという子役の愛らしさが先ず素晴らしかったです。大きな深い瞳に引き込まれました。圧倒的な存在感、輝きでした。



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サルーは、不自由なく愛情深く養父母に育てられ、立派な大学生になるのですが、
繰り返し頭によぎる、故郷や家族のおぼろげな像に苦しむようになります。

人は、自分の出自、根っこが不確かなままでは、丈夫な自分ではいられないものなのでしょう。
喪失している部分、自分は何者なんだ?何処から来た?という問い、それと「今」のせめぎ合い、養父母への感謝と罪悪感・・・、そういう葛藤なのだと思います。



それにしても、
5歳でよくもまぁ、数々の危機をくぐり抜けて偉かった。利発なんですね。
そして、
25年経ってしまったとはいえ、数少ない記憶を頼りに、よくもまぁ Google Earth で故郷を見つけ出しました。広い広いインドです。



映画のラストには、本当のサルーと "二人のお母さん" が抱擁するシーンが出てきます。
二人のお母さんから貰ったものを、サルーは自分の中に取り込んで、統合させることができたことと思います。

心から、よかったなぁ、奇跡だなぁ、と感動しました。


本物のサルー・ブライアリー氏は今、 インドで孤児院を営み、インドからオーストラリアへの養子縁組の支援活動を積極的に行っているそうです。

私はこの映画で、現在インドでは毎年8万人の子どもが "行方不明" になっているという現実を知りました。



上映劇場は多くないようですが、ご興味あったら是非ご覧になって下さいクローバー







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by kktreasure | 2017-04-11 08:31 | 映画、テレビ、芸術 | Trackback | Comments(0)

眠くて仕方がなかった春分。美術館と映画館で 小トリップ   

2017年 03月 24日

春分の少し前から、もう眠くて眠くて、どれだけ眠っても眠くて、
何をしようと思っても 「もうちょっと」。
散らばってしまう。集まらない。足りない。
これはダメだーあせるという状態でした。

どうにもならないのでもう、家事とか勉強とかは諦めて、
意識を別のところへ飛ばす作戦に出よう、と外へ出ました、名案 ニコニコ


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六本木で開催中の、ミュシャ や 草間彌生さんの展覧会も未だなのですが、
上野の西洋美術館で開催中の「シャセリオー展」へ。

シャセリオーはフランス・ロマン主義の異才と言われる人、37歳で亡くなっているんですね。

今回はルーヴル美術館所蔵のものを中心に100点以上の作品が来ていました。贅沢☆

展覧会のポスターになってる絵、『カバリュス嬢の肖像』・・・美しさが香り立つようでした。うっとり。

私はどうやら フランスに生きた過去世が幾つかあり、そしてそれらはいずれも悲惨な人生ではなく、芸術を堪能できる暮らしであったようなので、 フランスが舞台になっているものに触れると、いい感じにトリップ✈できるんですよね。
(貧しかった人生や酷い目に遭っている人生は、別の国で生きたときにあるみたいです。)



上野の桜、間もなくでした🌸
私は 地面に広げられてしまう ブルーシート が苦手なので、近づかないのですが。

レジャーシートって、なんであんな色なんだろう。
せめて、深緑とか、アースカラーにしてほしいぐすん


☆ ☆ ☆ ☆ ☆



それから一昨日は、夜、車でシネコン。

元気不足のため 気になってる 『モアナ』 や 『SING』 は またにして、

神木くんの 『3月のライオン』(前編)。



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私は、将棋は全くわからないんですけど、それでもとっても良かったです。
神木くんは、ああいう役ができてすごいなぁ・・・
『桐島、部活やめるってよ』の時も思ったけど、屈折してしまってる繊細な男の子を好演しますね。

自分の才能・・・、しかも居場所を失わないために好きでもないのに磨いたという才能。
それを発揮することが誰かを傷つけたり何かを壊してしまう…っていうのは苦しい。

…などと思って観てたので、自分の子供の頃へトリップして戻って来て…という時間になりました。


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眠くて仕方がないので、起きたまま見る夢、意識トバシ を楽しんだ、この春分でした星



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by kktreasure | 2017-03-24 08:08 | 映画、テレビ、芸術 | Trackback | Comments(2)

「彼とママ、どっちが大事なの?」は実話   

2017年 03月 09日

先週最終回だったNHKドラマ 『お母さん、娘をやめていいですか?』

波瑠さん演じる娘(高校教師)が、”友だち以上に恋人のように仲の良かった”母親(演:斉藤由貴さん)の呪縛を解いていくという、母娘問題を描いた作品でした。


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番組サイトの掲示板では、自分の体験談の告白や、悩みを打ち明ける場として盛り上がっていたとのことですが、私の相談室にも、このドラマを観て「あれは私だ」と思ったという方、「私も もしや‥‥」と恐ろしくなったという方、あれが刺激になり「毒親問題再燃」‥‥という方が何人か来られました。


すごい反響、影響力のあった作品だったんだと思いました。

たくさんの視聴者(辛い娘たち、苦しい母親たち)が己の問題を作品の中に見たのですね。




この作品を見て、いやいやこれはないだろう、これじゃあホラーだわ、さすがにありえない、と思った人は健全な家庭で育った人でしょう。


実際にあるのです、


「母は私のスケジュールの全て、職場の仕事の内容まで把握していて 口出しをしてきます」


「母の気に入らない男性との恋愛も結婚もありえませんが、母が気に入る人などこの地球上にいるはずないんです」


「本気で、その友達/彼氏とママのどっちが大事なの?と聞いてきます。飲み会やデートに付いてきたこともあります」


「尾行を咎め、もう家を出る!と言ったら、あなたに捨てられるくらいならママは死ぬ、と言って本当に実行しました、未遂でしたがもう恐ろしいし、脱力してしまいます」


‥‥そういうお話。 枚挙したらきりがありません。




また、そんな異様な状態に陥ってしまっているのに、

母親の側は「大切な娘を思えばこそのあれこれなのに、それの何が悪いの?」と言うし、

娘の側は「たぶん、大切なお母さんを心配させたり悲しませたりする言動、生活をしてしまう私が悪いんでしょう」と言います。


この関係の異常性にはなかなか気づきません。


母親の方は、いつまでも良いママでいることで自分の無価値感や寂しさを誤魔化しているのですが、そこに向き合えないから気づけない(それは傷ついている幼い自分に対面することにもなるので、辛すぎて出来ないのですね)。


また、娘の方も、そういう母親に介入され続けていることの害に気づけぬまま(あるいは、気づいていても逃れられないまま)成人し、他人との境界が引けない、自分がわからないなどの問題に苦しんでいます。


ドラマでは、波瑠さん演じる娘が、あのような母親を持ちながらマトモな感覚を維持できていたことが不自然といえば不自然でしたが、50分×8回のドラマですから仕方ないですね。

でも本当なら、ああいうお母さんにずっと張り付いていられたらもっともっと、様々なことが困難な人になっているはずです。




母親が娘から・・・お腹の中で育って生まれてきてくれてからいつも一緒だった娘から、"わざわざ" 離れる必要があるとは思えない、というのは、解らないでもないです。


でもやっぱり、

娘が "自力で" "好きなように" 人生を拓いて行くことの邪魔をしてはいけない。

いつまでも娘を、同じレールの上を走る同じ列車に乗せてちゃ駄目なんですよね、一度別れないと。




とはいえ 「母娘カプセル」 を内側から壊すのは難しいです。

やっぱり外からもたらされる力、穴を開けてくれる人が必要です。


ドラマでは、娘の恋人(演:柳楽優弥さん、さすがの演技でした☆)と、母の夫(演:寺脇康文さん)の存在が、大きな役目を果たしてくれそうでした。


「カプセル」に、優しい風を吹き込み、希望の光を入れ、苦しい母と娘を外へと誘い出してくれそうな存在として描かれていましたコスモス




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by kktreasure | 2017-03-09 08:25 | 映画、テレビ、芸術 | Trackback | Comments(0)

「拒絶されたみくりさんがどう思うかということは、全く頭にありませんでした」・・・平匡さん、素敵!   

2016年 12月 01日

TBSドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』・・・一昨日放送の第8話もまた、素敵な回でした。

一昨日の第8話は、

不器用ながら距離を縮めてきた二人でしたが、優しい抱擁中、みくり(演:ガッキー)に「平匡さんとなら、"そういうこと" しても、いいですよ」と耳元で囁かれたときに、おそらく抱擁と接吻だけでイッパイイッパイだった平匡(演:星野源さん)が「無理です!ごめんなさい!」と拒絶、突き放してしまった・・・というお話の続きでした。


"そういうことをしてもいい"と誘うも拒まれたことを「穴があったら入りたい」「地球の裏側まで掘り進みたい」と恥じるみくりは、"職場放棄"して実家へ帰ってしまうのですが・・・


一人になった平匡は、例によっていろいろと思考したと思うのですが、

みくりさんは、どんな気持ちでここを出ていったんだろうか・・・と呟くシーンがありました。


自分の心に余裕がなく、パニくった心への対応で精一杯だったときには手を付けていなかった、みくりが作り置きしていった食事(一食分ずつシール容器に入れ、可愛く温かいメッセージを添えて冷蔵庫に保存してありました)を食べながら、出て行ってしまったみくりを想うんですね。


「どんな思いで作ったんだろう」

「どんな思いでここを出て行ったんだろう」

「自分の気持ちでいっぱいで、僕はみくりさんが残していった料理を手に取ることもしなかった」


そして平匡は、みくりに電話をかけて謝り、思いを伝えます。


「(女性経験のない自分がコトに及んで失敗したらどうしようと思い、10歳も年下のみくりにリードされる情けなさもあり、それで頭がいっぱいで)拒絶されたみくりさんがどう思うかということは、全く頭にありませんでした」


なんて真っ直ぐ。なんて誠実。


そういうことってある、みんな、そういうことをしちゃうもんだよね、と思いました。

自分がピンチ!というとき、頭は自分を守ることでいっぱいで、余裕がなくて、大事な人の気持ちに思いが及ばない。

そして、相手を傷つけてしまっていることに気づけるのは、ずっとあと・・・


でも、気づけるって素敵ドキドキ

気づいて、それを相手に伝えられるのって、素敵ドキドキ



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平匡とみくりを観ていたら、相談室で悩みを打ち明けてくれるお客さんたちの顔が浮かびました。

"自分のことで頭がいっぱい。相手の気持ちを想像する余裕がない" せいで大事な人を傷つけてしまっている、不器用で純粋、でも心優しい若者たちですクローバー




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by kktreasure | 2016-12-01 08:17 | 映画、テレビ、芸術 | Trackback | Comments(0)