カテゴリ:映画、テレビ、芸術( 84 )

春分の少し前から、もう眠くて眠くて、どれだけ眠っても眠くて、
何をしようと思っても 「もうちょっと」。
散らばってしまう。集まらない。足りない。
これはダメだーあせるという状態でした。

どうにもならないのでもう、家事とか勉強とかは諦めて、
意識を別のところへ飛ばす作戦に出よう、と外へ出ました、名案 ニコニコ


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六本木で開催中の、ミュシャ や 草間彌生さんの展覧会も未だなのですが、
上野の西洋美術館で開催中の「シャセリオー展」へ。

シャセリオーはフランス・ロマン主義の異才と言われる人、37歳で亡くなっているんですね。

今回はルーヴル美術館所蔵のものを中心に100点以上の作品が来ていました。贅沢☆

展覧会のポスターになってる絵、『カバリュス嬢の肖像』・・・美しさが香り立つようでした。うっとり。

私はどうやら フランスに生きた過去世が幾つかあり、そしてそれらはいずれも悲惨な人生ではなく、芸術を堪能できる暮らしであったようなので、 フランスが舞台になっているものに触れると、いい感じにトリップ✈できるんですよね。
(貧しかった人生や酷い目に遭っている人生は、別の国で生きたときにあるみたいです。)



上野の桜、間もなくでした🌸
私は 地面に広げられてしまう ブルーシート が苦手なので、近づかないのですが。

レジャーシートって、なんであんな色なんだろう。
せめて、深緑とか、アースカラーにしてほしいぐすん


☆ ☆ ☆ ☆ ☆



それから一昨日は、夜、車でシネコン。

元気不足のため 気になってる 『モアナ』 や 『SING』 は またにして、

神木くんの 『3月のライオン』(前編)。



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私は、将棋は全くわからないんですけど、それでもとっても良かったです。
神木くんは、ああいう役ができてすごいなぁ・・・
『桐島、部活やめるってよ』の時も思ったけど、屈折してしまってる繊細な男の子を好演しますね。

自分の才能・・・、しかも居場所を失わないために好きでもないのに磨いたという才能。
それを発揮することが誰かを傷つけたり何かを壊してしまう…っていうのは苦しい。

…などと思って観てたので、自分の子供の頃へトリップして戻って来て…という時間になりました。


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眠くて仕方がないので、起きたまま見る夢、意識トバシ を楽しんだ、この春分でした星



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by kktreasure | 2017-03-24 08:08 | 映画、テレビ、芸術 | Comments(0)

先週最終回だったNHKドラマ 『お母さん、娘をやめていいですか?』

波瑠さん演じる娘(高校教師)が、”友だち以上に恋人のように仲の良かった”母親(演:斉藤由貴さん)の呪縛を解いていくという、母娘問題を描いた作品でした。


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番組サイトの掲示板では、自分の体験談の告白や、悩みを打ち明ける場として盛り上がっていたとのことですが、私の相談室にも、このドラマを観て「あれは私だ」と思ったという方、「私も もしや‥‥」と恐ろしくなったという方、あれが刺激になり「毒親問題再燃」‥‥という方が何人か来られました。


すごい反響、影響力のあった作品だったんだと思いました。

たくさんの視聴者(辛い娘たち、苦しい母親たち)が己の問題を作品の中に見たのですね。




この作品を見て、いやいやこれはないだろう、これじゃあホラーだわ、さすがにありえない、と思った人は健全な家庭で育った人でしょう。


実際にあるのです、


「母は私のスケジュールの全て、職場の仕事の内容まで把握していて 口出しをしてきます」


「母の気に入らない男性との恋愛も結婚もありえませんが、母が気に入る人などこの地球上にいるはずないんです」


「本気で、その友達/彼氏とママのどっちが大事なの?と聞いてきます。飲み会やデートに付いてきたこともあります」


「尾行を咎め、もう家を出る!と言ったら、あなたに捨てられるくらいならママは死ぬ、と言って本当に実行しました、未遂でしたがもう恐ろしいし、脱力してしまいます」


‥‥そういうお話。 枚挙したらきりがありません。




また、そんな異様な状態に陥ってしまっているのに、

母親の側は「大切な娘を思えばこそのあれこれなのに、それの何が悪いの?」と言うし、

娘の側は「たぶん、大切なお母さんを心配させたり悲しませたりする言動、生活をしてしまう私が悪いんでしょう」と言います。


この関係の異常性にはなかなか気づきません。


母親の方は、いつまでも良いママでいることで自分の無価値感や寂しさを誤魔化しているのですが、そこに向き合えないから気づけない(それは傷ついている幼い自分に対面することにもなるので、辛すぎて出来ないのですね)。


また、娘の方も、そういう母親に介入され続けていることの害に気づけぬまま(あるいは、気づいていても逃れられないまま)成人し、他人との境界が引けない、自分がわからないなどの問題に苦しんでいます。


ドラマでは、波瑠さん演じる娘が、あのような母親を持ちながらマトモな感覚を維持できていたことが不自然といえば不自然でしたが、50分×8回のドラマですから仕方ないですね。

でも本当なら、ああいうお母さんにずっと張り付いていられたらもっともっと、様々なことが困難な人になっているはずです。




母親が娘から・・・お腹の中で育って生まれてきてくれてからいつも一緒だった娘から、"わざわざ" 離れる必要があるとは思えない、というのは、解らないでもないです。


でもやっぱり、

娘が "自力で" "好きなように" 人生を拓いて行くことの邪魔をしてはいけない。

いつまでも娘を、同じレールの上を走る同じ列車に乗せてちゃ駄目なんですよね、一度別れないと。




とはいえ 「母娘カプセル」 を内側から壊すのは難しいです。

やっぱり外からもたらされる力、穴を開けてくれる人が必要です。


ドラマでは、娘の恋人(演:柳楽優弥さん、さすがの演技でした☆)と、母の夫(演:寺脇康文さん)の存在が、大きな役目を果たしてくれそうでした。


「カプセル」に、優しい風を吹き込み、希望の光を入れ、苦しい母と娘を外へと誘い出してくれそうな存在として描かれていましたコスモス




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by kktreasure | 2017-03-09 08:25 | 映画、テレビ、芸術 | Comments(0)

TBSドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』・・・一昨日放送の第8話もまた、素敵な回でした。

一昨日の第8話は、

不器用ながら距離を縮めてきた二人でしたが、優しい抱擁中、みくり(演:ガッキー)に「平匡さんとなら、"そういうこと" しても、いいですよ」と耳元で囁かれたときに、おそらく抱擁と接吻だけでイッパイイッパイだった平匡(演:星野源さん)が「無理です!ごめんなさい!」と拒絶、突き放してしまった・・・というお話の続きでした。


"そういうことをしてもいい"と誘うも拒まれたことを「穴があったら入りたい」「地球の裏側まで掘り進みたい」と恥じるみくりは、"職場放棄"して実家へ帰ってしまうのですが・・・


一人になった平匡は、例によっていろいろと思考したと思うのですが、

みくりさんは、どんな気持ちでここを出ていったんだろうか・・・と呟くシーンがありました。


自分の心に余裕がなく、パニくった心への対応で精一杯だったときには手を付けていなかった、みくりが作り置きしていった食事(一食分ずつシール容器に入れ、可愛く温かいメッセージを添えて冷蔵庫に保存してありました)を食べながら、出て行ってしまったみくりを想うんですね。


「どんな思いで作ったんだろう」

「どんな思いでここを出て行ったんだろう」

「自分の気持ちでいっぱいで、僕はみくりさんが残していった料理を手に取ることもしなかった」


そして平匡は、みくりに電話をかけて謝り、思いを伝えます。


「(女性経験のない自分がコトに及んで失敗したらどうしようと思い、10歳も年下のみくりにリードされる情けなさもあり、それで頭がいっぱいで)拒絶されたみくりさんがどう思うかということは、全く頭にありませんでした」


なんて真っ直ぐ。なんて誠実。


そういうことってある、みんな、そういうことをしちゃうもんだよね、と思いました。

自分がピンチ!というとき、頭は自分を守ることでいっぱいで、余裕がなくて、大事な人の気持ちに思いが及ばない。

そして、相手を傷つけてしまっていることに気づけるのは、ずっとあと・・・


でも、気づけるって素敵ドキドキ

気づいて、それを相手に伝えられるのって、素敵ドキドキ



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平匡とみくりを観ていたら、相談室で悩みを打ち明けてくれるお客さんたちの顔が浮かびました。

"自分のことで頭がいっぱい。相手の気持ちを想像する余裕がない" せいで大事な人を傷つけてしまっている、不器用で純粋、でも心優しい若者たちですクローバー




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by kktreasure | 2016-12-01 08:17 | 映画、テレビ、芸術 | Comments(0)

昨晩、娘と二人で 『ミス・サイゴン』 を観ました(@帝国劇場)。

『ミス・サイゴン』の日本の初演は1992年、息子のサクが生まれた年です。


私はもう10回以上観ていますし、最初から最後までほぼ誦んじているほどの作品なのですが、一昨年観に行ったときは、市村正親さんが胃がんで降板、ということになり がっかりしていましたので、今回は市村さんの復活、そしてファイナル、ということで、気合を入れてチケットを取り、とても楽しみに出かけました。




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この作品はベトナム戦争末期のサイゴンが舞台です。

戦争によって苦しめられ翻弄されながらも、必死で生き抜こうとする人たちの物語。


主人公のキム(ベトナム人)とアメリカ兵のクリスの恋と別離、その結末は何度見ても切ないものです。


キムは、サイゴン陥落の時にクリスと離れ離れになってしまうも、宿していた赤ちゃんを独りで産んで育てながら、クリスがいつか迎えにきてくれてアメリカへ渡れる日を夢見て生きているわけなのですが・・・ 


「じつはクリスはアメリカ帰国後アメリカ人の妻を持ってしまっていた」ことを知ったキムの気の毒さったらないですし、
絶望の中、せめて3歳の息子を引き取ってアメリカへ連れ帰ってもらおう、と自らの命を絶つことを決めたキム・・・、ほんとに堪らない。



"生まれたくないのに 生まれ出た" 幼い息子に 「神の心のまま、望むものを選びなさい」「チャンスをつかみなさい」と歌う 『命をあげよう I'd Give My Life for You』 というナンバーは、なんて悲しくて美しいんだろう・・・と、聴く度に思います。

今回は、韓国のキム・スハさんが演じ歌っていました。
素朴さと、若い娘の恋心と、母の強さを美声に乗せて届けてくれて素晴らしかったです。

この役は、かつては本田美奈子さんや松たか子さんも演じていました。
みなそれぞれに素晴らしかったな。 懐かしいです。



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本田美奈子さんのキム。画像お借りしました。


あーーー、泣いたぁ。
終始泣いてた感じです。
左右の目から流れる涙がアゴ先で集結して滴ってましたね(苦笑)

今年は、姪が闘病の末亡くなりましたし、息子がアメリカへ留学したこともあるのでなおさら、おまえのためなら喜んで命をあげるよと歌う 母の歌 は、どうにも胸に沁みたんですね。

『ミス・サイゴン』・・・長いこと愛してきた作品ですが、昨晩は、市村正親さんが演る最後のエンジニアを見ることができて、ほんとに良かったです ブーケ1


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by kktreasure | 2016-11-19 13:55 | 映画、テレビ、芸術 | Comments(0)

私がテレビドラマ好きなのを知っているお客さんから、

「郷家さん、もちろん見てますよね? 『逃げ恥』ビックリマーク」と訊かれました。

見てますヨ ニコニコ、ガッキーと星野源さんの 『逃げるは恥だが役に立つ』。


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このドラマは

大学と大学院で2度、就活に失敗、仕方なく派遣社員になるもすぐに派遣切りに遭った みくり(演:ガッキー)が、家事代行のバイトで訪ねた先で出会った津崎(演:星野源、IT会社に勤める会社員で、彼女いない歴=年齢(35)、自称 "プロの独身")と「契約結婚」をしているお話です。

二人が「雇用主と従業員」として同居する契約結婚など突拍子もないのですが、脚本も演出も素晴らしく、ガッキーと星野源さん、そしてキャストもほんとに魅力的で、とっても楽しいです。



微笑ましい二人の成り行きを、きほん笑いながら見てますが、

主人公 みくり の

「誰かに選んでほしい。ここに居ていいんだ、って認めてほしい」


「みんな誰かに必要とされたくて、
でもうまくいかなくて、
いろんな気持ちをちょっとずつ諦めて、
泣きたい気持ちを笑い飛ばして、
そうやって生きているのかもしれない」


という言葉に共感したり、

津崎 の

「(自分は)好意を持った人に、受け入れられたことがない」

「いいなぁ、愛される人は。愛される人は、いいなぁ・・・」


という切ないつぶやきに、鼻の奥がツーンなったりしています。



そう、

私たちは、

誰かに選ばれたい。

誰かに必要とされたい。




私に「見てますか?」と言ったお客さんは

「『逃げ恥』は、私には、ただのラブコメじゃないです。自分自身の切実な結婚問題やキャリアデザイン問題を思い浮かべながら見ちゃうんですよね・・・」

と言っていました。
なるほど、そうなんだね・・・



ドラマの二人は、今のところ、お互いを好ましく思う気持ちに気づいていませんが、真っ直ぐな二人は相手の良い所を既に(第4話までに)解っています。

「自尊感情の低い男」と「小賢しい女」のこれからを、楽しく見守りたいと思います。
 ↑↑
(こういうフレーズを出してくるところなど、心理カウンセラーとしても嬉しくなってしまう・・・ラブラブ



いいドラマを見ることを楽しみにする暮らしが、私はとっても好きです。

しかし、ガッキーはほんとに可愛いなドキドキ




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by kktreasure | 2016-11-07 08:07 | 映画、テレビ、芸術 | Comments(0)

毒舌先生の熟年結婚

TBS『プレバト!』の芸能人の俳句査定コーナーで、毒舌と見事な添削で楽しませてくれている、俳人の夏井いつき先生。

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少し前に、その夏井先生の物語を紹介する番組をやっていました。
録画してあったのを昨晩見たのですが・・・



国語教師だった夏井先生、前の旦那さんの母親の介護が始まるのを機に教職を退き(40歳)、その後、ご自身のお母さんを引き取るも、次第にご夫婦関係に溝ができ、離婚(43歳)。

シングルマザーとなり、また「俳人」を貫きたかったために収入も少ない中、2人の子どもと母親に加え、家庭環境の大変な他所の子どもを預かって同居して面倒を見るなどしていたそうで、生活は大変だったとのこと。

そんな中、CMプロデューサーだった現在のご主人と出会い、夏井先生の作る句と夏井先生のお人柄に惚れ込んだご主人から猛アタックされ3年の交際を経て、夏井先生49歳、ご主人57歳は、ご結婚されたんだそうです。

夏井先生の才能が世に拡大していくことを支える、ときっぱり決めて、家事のサポートやお仕事のマネジメントに徹してらっしゃるご主人の日常が紹介されていました。ほんとに名パートナーです。


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夏井先生のお嬢さんがご結婚された時、結婚式に呼ばれた前の旦那さんが今の旦那さんに挨拶をし、握手を交わし、一緒に写真におさまった・・・というエピソードは、凄いと思いました。なかなかないことですね。

農業をしている前の旦那さんから送られてくるイチジクを、今の旦那さんはジャムやドライフルーツにしてくれるんだそうで、素敵です。



毒舌キャラで、芸能人の作る句を添削してみせる夏井先生には、毎週「お見事!」「すごいなぁ」と感心させられていますが、
その才能とあの肝の座った感じと母性の強さと茶目なところは、なるほどそんな半生の上にあるのだな、
2人の男性との運命の出会いが先生をここまで連れてくる大きな支えになったんだなぁ・・・
と感じ入りました ドキドキ



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by kktreasure | 2016-10-29 08:07 | 映画、テレビ、芸術 | Comments(0)

映画『何者』を観てきました。

自分の娘と同い年の朝井リョウさん(直木賞初の平成生まれ受賞者ですね)原作の作品です。
登場する大学生を演じているのも、娘または息子と全く同じ世代の俳優たちでした。
佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之・・・と若手の実力ある役者さんばかり。
観た人の「あー、わかるわぁ」「こういう子、いるいる」を誘う演技、素敵でした。それぞれがハマってるな、と思いました。



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今の時代の就活がどんなものなのか。大学生らは、直面した就活でどんな体験をしているのか・・・。

私の娘は大学を出て看護師になりましたし、息子は大学を辞めていますから、私は、いわゆる「就活」をする大学生の母親としては 我が子の就活を経験してはいないので、その実際については、報道されているものや、相談に来られるお客さんのお話とママ友たちが語ってくれる体験談とで知っていたくらいですが、なるほど本当にこんなふうなのか、と先ず溜め息をついてしまいました。こんなに大変なことなのだな、と。

いかにも優秀で どこの企業もが「この子欲しい!」と思うような子や、自分をバンと表現できる達者な子はよいでしょうが、
教わった型どおりに動いて就職先を見つけようと奮闘する あんまり向いていない子たち、自分が「何者」かがわかっていない子にとっては、ほんとに苦しい闘いですね。

就職フェアや入社試験に臨む、スーツを着た学生たちは、首から上を水面に出して、群れから置いて行かれないように、沈まないように、必死に泳いでいるように見えて、息が詰まるようでした。



作品に出てくる Twitter もまた・・・

主人公(佐藤健くん)ほか登場する大学生は、目の前にいる相手に直接話をしないで SNS を経由させたり、いわゆる裏アカを持っていて、そこで毒を吐いていたりするんだけど、
誰にも知られたくない感情を抱えつつ、建前と本音を使い分けながらコミニュケーションを図り、微妙な距離感で繋がっています。

これがまたおそらくリアルなんでしょう。うーむそうなんだね、と唸ってしまった。



最後、主人公が面接会場を後にし表へ出るシーンは、胸を打たれました。

さすが佐藤健くん、いい顔します^^

裏アカで140文字の毒を吐いていた主人公、
面接で「1分間で自分を語る」が出来なかった主人公が、
新しい確かな一歩を踏み出したことのわかるシーンでした。

主題歌の 「繰り返し向かえ 遠く向こうへ」 「下手くそでも向かえ 遠く向こうへ」 の歌詞と中田ヤスタカさんのメロディーと相まって。。



自分って「何者」?

その答えは、何をしたいのか の 問いの後、そして、何をして何を考えたのか の もっと後に、やって来るんでしょう 星





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by kktreasure | 2016-10-20 08:07 | 映画、テレビ、芸術 | Comments(0)

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よくある「男女の身体の入れ替わりもの」かな?と思いながらも、予告編で見た映像があまりにも美しかったので、昨晩、観に行ってきました。
息子に「お母さん観るんだ。わけーな!」と笑われましたが・・・。



一夜明けていま書いているんですが・・・
まだ少し余韻が身体に残っていて、
ああいうものを描くアニメ映画が誕生する時代なんだなぁ、
私は ”まさか” の部分を刺激されたんだなぁ、
と、ちょっと驚いています。



恋愛ドラマの大事なものに、「すれ違い」「障壁」があります。
物理的な距離がある、とか、ロミオとジュリエットのように「身分の違い」がある、とか、連絡が行き違って待ち合わせ場所で会えない、とか・・・、昔のメロドラマといったら、そんなふう。

でも、今の時代、それらはさほどの壁じゃない。
なにかと速いから、昔よりは地球小さくなってるし、自由だし、とりあえずスマホがある

それをこの作品は、男女を入れ替え、時間を動かし、せつない「すれ違い」を作っているのです。



話が進むと、あるポイントで「あれ? 二人は時間的に違うところから来て出会っている?」ということに気づくのですが、それでも、「ああ、SFファンタジーなのね」と、醒めた目で引いて見ることにはなりませんでした。

ディテールがしっかりと描かれていることと、とにかく作画が美しくてリアルだったためだと思います。(後で知りましたが、作画監督は『もののけ姫』『千と千尋・・』の安藤雅司さんなんですね、なるほど!)



呆気に取られて “ついて行くのが必死” な私と違って、ちゃんと観ていた人には、お話に少々の矛盾や甘さがあるかもしれないですが、私は、そこはいいかな、と思いました。

それより、いつしか “会ったことのない” 「君」に恋をし、会いたいと思い、互いに疾走する二人、自分の肉体を運んで魂(中身)を繋ごうとする二人の駆り立てられ方には、私は何度も鳥肌が立ちました。



会おうとする二人を見ているとき、詩人・工藤直子さんの『あいたくて』という詩を思い出しました。
誰かに、何かに会いたくて生まれてきたような気がするんだけど、それが何なのか、誰なのか、思いだせなくて、途方に暮れてしまう。それでも、手のなかに、みえないことづけを握りしめているような気がするから、それを手わたさなくちゃ。
という内容の詩です。



人は、忘れてしまう。
忘れないぞ!と思うのに、忘れてしまう。

でも、ほんとに大事なことは憶えている。
そして、純粋な情動エネルギーに駆り立てられて動けば、
時間も距離も越えて、人生も越えて、大事な相手とは必ず再び巡り合う・・・



・・・そこが描かれていたことに驚いて、それが嬉しくて、気づいたら涙していた『君の名は。』でした。

是非、映画館(できれば大きなスクリーンの劇場で!)ご覧になってみてください。



あ、もうひとつ、映画を観終えて思い出しました。
そういえば昔・・・もう30年くらい前に、ユーミンが言ってたな、と。

「過去世も現世も未来世も、みんな『一冊の電話帳の違うページ』でしかないんですよ」


ラジオでそう言ってたユーミンの言葉、当時は理解できなかったけれど・・・

さすがはユーミン、進んでたなぁ、と改めて思いながら映画館を出ました



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by kktreasure | 2016-08-30 12:10 | 映画、テレビ、芸術 | Comments(0)

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ヨシダナギさんのことは、幾つかのテレビ番組を見て知りました(『今夜くらべてみました』とか『クレイジージャーニー』などで)。

ナギさん、「小さい頃にテレビで見て以来マサイ族に憧れていた」、「虫を食べたりしていた」とお聞きしましたが、中2で不登校になったとのこと。「死にたい」と繰り返し口にするナギさんを、ご両親はとても心配していたらしいです。

成人になり、きっかけがあって ひとり暮らしを始め、東南アジアを回り始め、ブログに載せた写真を褒められ・・・という流れがあったそうですが、その後 アフリカで、驚くほどオープンな人たちと出会い、思ったまま、感じたままを剥き出しにする彼らに、惹きつけられ、変化していったんだそうです。


美しいオーラの人だな、とテレビ越しに見て思った私は彼女に興味を持って、写真集や著書を買っていたのですが、いま写真展が東京で開催されている、ということを知り、一昨日行ってきました。

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靴を脱ぎ裸足になって、白砂が敷かれた小さな会場(撮影OK)に入ると、平日の昼間にもかかわらず、ひっきりなしに人が訪れていました。

スリ族、ヒンバ族、マサイ族、サンブル族、ナガ・サドゥ族・・・と、珍しいアフリカの人たちの写真が展示されていましたが、その美しさには感動しました。

感動している時、なぜか地面を意識したのですが、その度に、「あ、いま自分は裸足で白砂を踏んでるんだな、気持ちいい!」と思うんですね、快感でした。


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ナギさんの写真は、アフリカで全裸になってその民族の衣装をつけ、同じお化粧をすることで彼らに受け入れられ歓迎され、中に入れてもらえたからこそ撮れる写真です。

ある村の長老には、自分の5番目の妻になってくれなどと言われたそうですよ。素敵!



子どもの頃は、日本の学校や社会に適応するのはしんどくて自分を表現できなかったというナギさんですが、アフリカに渡り、自分という存在を認めてもらうという体験をしたんですね。幼稚園児の時に既にマサイ族に憧れていたということですから、アフリカへ行くことは、魂の計画にあったんでしょうね。

自分の中にある何か(ほとんど鎮火しそうになっていた燃え残りの火?)が掻き立てられるような、そんな写真を見せてくれてありがとう、と言いたい写真展でした。

ますますのご活躍を、と思っています
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by kktreasure | 2016-08-27 08:20 | 映画、テレビ、芸術 | Comments(0)

夏休みに入ると混むよ、今も平日でも混んでるよ、と聞いてましたが、やっぱり行ってきたいな・・・と思い、「比較的空いてる」という平日の夜を狙い、木曜日の夜、行ってきました。

これでも比較的空いてる状態なの・・・?という混みようで、暫く入場制限に遭いました(笑)



会場は、六本木ヒルズの52階。
エレベーターでびゅーんと上がって会場入り口、のっけから「ナウシカ」の大きなポスター。「わーっ!」と小さく歓声上げました(私はナウシカがとっても好き)。


懐かしい名作たちのポスターがずらり掲げられたゾーン、新作『レッドタートル』のコーナー、それから、そこを抜けると、大きな大きなトトロがバーカウンター内にマスターとして出迎えてくれており、もう、いちいち感激してしまいます。


宮崎監督や鈴木プロデューサーの写真や、メモ、ラフに描いた原案の絵、それから、鈴木プロデューサーと糸井重里さんとの手紙のやりとり、あとタイトなスケジュールで苦労されたことのわかる書類など、制作のプロセスの一端を知るものが展示されていて、すごく興味深かったです。


あ、達筆な毛筆書きで、作品の中の言葉やキャッチコピーが、額装されていたり掛け軸になっているものがあって・・・、欲しいなぁと思いました(^-^)

「生きろ。」とか
「ここで働かせてください!」とか
「バルス!」とかね・・・素敵☆


お客さんはほんとに様々。ちびっ子からシニアまで、そして外国の方も多数。
みなさん大盛り上がり。熱心に見てらっしゃいました。さすが、ジブリ。



ほとんどの場所が撮影禁止でしたので、写真は以下の数枚。

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大人も乗れる、ふわふわの猫バス。行き先は「六本木」・・・しゃれてます。
「木」の字がひっくり返ってて嬉しくなりました。「七国山病院」の「院」の字もひっくり返ってましたねー^^




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「空とぶ機械達展」会場。『天空の城ラピュタ』の飛行船。
プロペラが回り続け、機体が常に上下してました。「おおっ!」となりました。




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会場出口。バス停のトトロ。この先、オフィシャルショップ。大盛況でした。



「ジブリの30年」に自分の30年を重ね、いろいろなことを懐かしく思い出しながら、ジブリの世界に浸った展覧会でした。
ジブリの作品は、自分の子育て中、常にそばにありました。今はカウンセリング中にそのキャラクター達は登場してくれています(^-^)


今週末以降は より混みそうですが、お好きな方はどうぞ!


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by kktreasure | 2016-07-16 19:30 | 映画、テレビ、芸術 | Comments(0)