カテゴリ:本( 18 )

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「上司と部下がもう少し有能だったら…」

「妻にもっと優しい心遣いってものがあったら・・・」


先日、

"自分の周りには、いかに自分をイラつかせる人間しかいないか "

を力説する人のお話をお聞きしました。


でも自分は周囲に振り回されることなく自分の心に凪を持ちたい、平和で居たい、ということだったので、「そうだ、最後に "あの本" を紹介しよう」と思い、その本の内容を思い出しながらセッションをしました。




あの本、というのは、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』

日本では10年ほど前に出版された、アメリカでベストセラーになった本です。

書店によっては、ビジネス書、自己啓発書のコーナーに置かれたり、心理学本のコーナーに置かれたりしていました。 お読みになった方も多いでしょう。




今回私は自分が 「自分の小さな箱」 という言葉に出会った当時のことを思い出しました。

すごく新鮮、目から鱗・・・でした。



私たちは、自分を欺いているとき、「小さな箱」に入ってしまう。

そして他人を、自分にとって有害な "もの" として見るようになる。

また、周りの世界を、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。

現実を見る目はゆがめられる。

人は、自分の感情に背いたときに、「箱」に入る。



自分の本当の気持ちを裏切って置き去りにして、

過剰に武装して、プンスカ他人に怒って、

自分は ”箱に入って" 何をしていたんだろう・・・

と愕然としました。



相手を非難したところで、その好ましくない状況は改善しただろうか・・・


箱の外に出て人と関わっているとき(=自分を欺いていないとき)というのは、どんなときだろう・・・



この本に出会って私は、


自分はいま『箱』の中に入ってしまっているんじゃないか?

いつ『箱』の中に入ってしまったんだろう・・・


と 度々省みるようになりました。 今でも時々、思います。




今回この本をお薦めしたお客様(30代男性)は、直ぐにこれを買って読まれたそうで、10年前の私のように「衝撃を受けた」「腑に落ちない所については次回のセッションで」とメールをくださいました。

(※ブログで扱うことについてはご許可をいただいています)


「妻に対してはなぜかガラリと気持ちと態度が変わって、そのせいか、初めは戸惑っていた妻の態度も和らぎました」

「こうも顕著に現実は変わるものでしょうか。とても驚いています」

とのこと。


すごいですよね。

相手を変えようと苦心していたときは、事態は何も変わらなかった、むしろ拗れて関係は悪化の一途だった、というのに。




ビジネスの現場を舞台にしてある本ですから(家庭の話も出てきますが)、ちょっと馴染まない方もいらっしゃるでしょうが、「自分の小さな箱」 というフレーズにピンと来た方は、お読みになってみてください。

とても大切な事が書かれている本です本




自分の小さな「箱」から脱出する方法

アービンジャー インスティチュート,金森 重樹,冨永 星/大和書房

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by kktreasure | 2017-07-12 08:15 | | Comments(0)

私はTwitterをやっていませんが、やっている娘がときどき、面白いからと言って見せてくれていた「もひかん」さんちの家族会議の様子や爆笑動画。
(皆さんはご存じでしたか? フォロワー7万人を突破しているそうですが。。)

「くっだらなー」「アホだー」と笑ってたのですが、この度、そのもひかん家の家族会議の本が出版されたとのことで、さっそく買って読んだ娘から、貸してもらって私も読みました。



初めは、ソファーに寝転がって気楽に読み始めたんです。

だって、毎月の各自が定める目標が、たとえば

・パパ → 前を見てうんてん
・ママ → いいかげんやせる
・なごみ(小4 )→ サンタをさがす(会ってお礼を言う)
・かずとよ(年長) → もうほじるのはしかたないとして、鼻くそはゴミばこへ


とか、そんな調子なんですから、ただ、笑って和む気満々で・・・。



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でも、「裕福でなく、蓄えもなかった」もひかん家のパパ(トラック運転手)の大きな事故で、会社にたくさん借金を抱えることになり、
パパは小遣いを減らし休日にはバイト、ママは夜勤のパートへ、子どもたちは欲しいものを諦め・・・
「家族のそれぞれが何かを切り詰め、何かをかき集めて生活していかなければならなくなった」
という、家族会議の出発点のお話には、なるほどそういうことだったのか・・・と しんみり。

そうして始まったという家族会議が今でも毎月続いていて、

前月に各自が設定した「目標」を達成できたかどうかを判定し合い話し合い、また目標を定め・・・ということをしているんですね(私が娘から時々見せてもらっていたのはソレだったんですね・・)

その内容は、本当に微笑まし過ぎるし、そうやって集まる日曜の夜の様子には和まされます。


なんたって家族全員が、ほんとに底抜けに明るいんですよね。



お金はないのかもしれないけど、子どもたちはいつも楽しいことを見つけて遊んでいるし、両親とおばあちゃんも笑わせてくれることしてはいる、そして愛情たっぷり、決して互いを責めないし尊重してる、パパは、苦労かけてすまないなぁって思ってる。



お金がないからUSJに連れて行ってあげられなかった、といって
物干し竿2本を使って子どもを吊るしてジェットコースター動画に合わせて上げ下げして「フライングダイナソーごっこ」をしてあげた、という話
(いつか本物に乗ろうな、とありました)

YouTube動画みてたら行きたくなったので、と、かずとよくんが電飾つけて歩く「カズトヨリカルパレード」をやった話
(この様子は私、娘に動画で見せてもらってました、笑ったわぁ~)

老いてきたおばあちゃんの今後の議題や カブトムシや保護したスズメの死に泣く優しい子どもたちの様子、それをちゃんと受け止めてるパパの眼差し・・・


なんでも持ち寄り、なんでも分かち合う、とっても素敵なご家族の様子に、気づくと何度も泣いてました。



ひとつ、おばあちゃん凄い!さすが もひかんさん のお母さん!と思ったのですが、

ある月の会議の中で

「人にはそれぞれ輪っか、縄張りがある」
「お互いの輪っかを踏んだらあかんし、踏まれんようにせなあかん」


と言ってるんです。 書記のなごみちゃんは議事録にそれ書いてましたね。
素晴らしいなぁ・・・



この間、心理カウンセリングの無料相談サイトに、
「子どもが親の財布からお金を盗っているようだ」「監視カメラをつけたいと思っている」

という相談が寄せられているのを見て、私、ううううう・・・しょぼん と唸ってしまったんですけど、そのことを思い出しました。

もひかん家では、パパとママがこそっと家計の厳しさを話し合ってたら、それ聞いてしまった かずとよくんがお小遣いの50円玉を持ってきてくれて、夫婦して泣いて、50円玉2枚にして返してあげた、というではありませんか・・・!

監視カメラをつけようとしている家とは真逆の温かさです。



こころ開いて片寄せ合って力合わせて生きている もひかん家。
お金はないかもしれないけど子どもが賢く優しく育っている もひかん家。

いいなぁ~ニコニコ

うんことか鼻くそとか言ってるけど、いやいや実は格調高い凄いファミリーだ!と感動した 『なんでも解決!もひかん家の家族会ぎ』 でした晴れ



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by kktreasure | 2017-02-22 08:07 | | Comments(0)

少し前に美容院で、君島十和子さんの『十和子道』という本を手に取りました。

おそらく、撮影するから整えた、というのではないご自宅の写真、十和子さんご自身の日常の様子を収めた写真が美しくて、50歳にしてこんな綺麗な方もいるのだな・・・と感心したのですが、その時はまだ、お金も美貌も才能もある別世界の方だものね、というふうに思い、さほどの興味を持ちませんでした。

君島十和子さん、といえば、「巻き髪にコンサバティブなお洋服の、西洋のお人形さんみたいなお顔の方」というイメージで、"さほど苦労していない人" という偏見があったのです。

でもその後、ネットの記事で君島さんご夫婦のストーリーを読み興味を持って、
さらに先日、書店で『私が決めてきたこと』という彼女の最新刊を見かけて・・・、
ちょっと読んでみたくなって買って帰ったのですが、その日のうちに読んでしまいました。


◆ ◆ ◆


そこここに、"50歳を過ぎてあの美しさ" の訳がわかる言葉が綴られていました。

彼女は、もともと聡明な方なのでしょうが、ご主人(日本を代表する服飾デザイナー・君島一郎氏のご子息ですね)と結婚をされてからの、ご主人との歩みが素敵でした。

お仕事で相当なご苦労をされたらしいご主人を信頼し、妻として主婦として支えてきたその日常の積み重ねを想像すると、「おまえ、代わってみろ」と言われても到底無理。

彼女はお家の中の、細かくてめんどくさくてキリのないことひとつひとつに、真剣に、愛情込めて、美学をもって取り組んできたのだとわかりました。

その美学も、常に変化させ磨きをかけて洗練されていったように感じましたが、それができたのは、彼女が強くて柔らかい心身を持っているからだし、堅実で真に謙虚で(意外でした、失礼 >< )、結婚したご主人を一生のパートナーとして尊敬し、二人の家庭を築く、それを通して成長し続ける、と強く覚悟されているからでしょう。

50歳。自分の残り時間を意識しながら、できるだけ悔いを残さないために、大小の「決断」を大切にしている、という言葉は、同世代として 響きます。

お嬢さんお二人に
「他人様の価値観ややり方を否定しないでね」という言い方で、お二人それぞれに可能性を広げていってほしいということを伝えてらっしゃる、というのも素敵だなと思いました。

怠らない。感謝している。心が柔軟で高感度。
学ぶところの多々ある、君島十和子さんでしたブーケ1



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by kktreasure | 2017-02-19 09:30 | | Comments(0)


南米ウルグアイの第40代大統領、ホセ・ムヒカ

2012年の国連会議でのスピーチが世界中の人々を感動させ、
大統領らしからぬ質素な暮らしぶりから
"世界でもっとも貧しい大統領" などと言われた人。
日本でも時々、テレビで紹介されていますね。


息子のサクが買った本『ホセ・ムヒカの言葉』を
貸してもらい、読みました。

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生い立ち、ゲリラ戦士だった時のこと、
そして大統領になってからの言葉・・・

『貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、
 無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ』


「貧乏人というのは、必要とするものが多すぎる人たちのことを言う」のですね。

ああ・・・


私たちは、欲しいものを手に入れることで幸せになろうとしますけれど、
そのためにものすごく頑張っているのに幸せじゃない人・・・
"自分は持っていない" "まだまだ足りない" と思うために、
不安になったり苛立ったり、苦悩する人・・・、たくさんいます。

なかなか見直せない己の「価値観」ですが、
ムヒカのあの笑顔と澄んだ眼差しで、

"生きる時間"を大事にね。
好きなことに費やす時間、人間関係を築き、愛や友情を育み、家族を慈しみ、冒険をし、
そして、周囲と連携する時間。「時間」を「消費」と「返済」に奪われちゃいけない。


そう言われたら、はっとなる人もたくさんいるでしょう。
私もテレビで彼のお話を聞いた時、ひやっとしたし、唸ってしまいました。

そして今回、この本を読んで、

まだまだ頑張って手に入れたいよという人は頑張ろう。
でももう「時期」が来たかも、という人は、
手放せるはずがないという思い込みを、手放してみよう、
そして、立ち返ってみよう。

ということを、改めて思いました。



2014年、南米諸国連合の会議にてのスピーチより。

若い世代へのメッセージの部分。

『あなたの存在に中身を与えてください。
 このことを意識的にしない限り、あなたの "中身" はまた新しいゴミを買うためのお金に変化してしまい、悪循環にはまり、それはあなたの人生の最後の日まで続きます。気がつけば、記憶と生命力と共にサヨウナラです。
(中略)
私は、自分自身が出口に近づいているとわかっています。どのようなときに死のうと、もうやることはやったのです。
(中略)
私もいつかは土に還るのでしょう。あるいは、みなさんの頭上を飛ぶハトになっているといいですね』



「みなさんの頭上を飛ぶハト」・・・なんて素敵!

そんなふうに言って「人生の出口」から穏やかに出ていく老人に、
私もいつかはなりたいです??


世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉

佐藤 美由紀 / 双葉社


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by kktreasure | 2015-10-27 19:28 | | Comments(0)


貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

ジェーン・スー / 幻冬舎



ドキッとするタイトルに惹かれ(だって私は50を過ぎたのに女子のつもりでいたから…苦笑)買いました。

【目次】を眺めただけでニヤッとなりました。たとえば…

・女子会には二種類あってだな
・私はオバさんになったが森高はどうだ
・メガバイト正教徒とキロバイト異教徒の絵文字十年戦争
・隙がないこと岩の如し
・ブスとババアの有用性
・ババアの前に、おばさんをハッキリさせようではないか
・三十代の自由と結婚
・女友達がピットインしてきました

 などなどなど………


面白かったです。
電車の中で読みながら、度々ニヤッとしてしまいました。


ジェーン・スーさん。
お名前はどこかで見たことがありましたが、日本人だったんですね。
作詞家でありラジオパーソナリティでありコラムニストとのこと。才能あふれる方ですね。


きほん笑いながら読ませてもらったのですが、最後の方の何編か、家族のことを書いたもの(『母を早くに亡くすということ』と『パパ、アイラブユー』)、そして最後、『小さな女の子救済作戦』は特に良かったです。

「小さな女の子」というのは、インナーチャイルド(子どもの頃に傷ついた心)より広義なのだそうで、「いくつになっても自分の中に存在する、時には大人にはみっともないとされる類の感情を抱く存在」とのこと。

ジェーンさんは、その「小さな女の子」の存在を認めて仲良くなることで、その女の子を救済した、という話を書かれてます。


大人になるにつれ「ネガティブな感情を表に出すのはよろしくないと考えるように」なったジェーンさんは、
怒りや凹みや妬みは適当に感じるようにしていた、そういう感情は『大人ベルトコンベアー』に乗せて、上手にやり過ごしていたはずだった。
でも、気づけば心には引っ掻き傷だらけ。「おっかしーなー」。

ジェーンさんは、自分の『大人ベルトコンベアー』のオペレーションに大きな欠点があったこと(=大切な工程がひとつ抜けていたこと)に気づいた、と言います。

「私の感情処理工場は、ネガティブな気持ちの底にある、傷ついた心とさみしい気持ちを受け止める工程をすっ飛ばして」いた。

対人関係上も、「何か言われてショックで傷ついた心を受け止めきれないとき、渇いた笑いで会話を終わらせ、こっそり相手を見切ってシャッターを下ろして」いた。

でもそれは、表面的には大人の対応だけど、「関係性の発展を消滅させる方法」であり「渇いた笑いの奥の『傷ついた』とか『さみしい』という気持ちは誰にも届かず、真意は闇に葬られて」しまう…。

そんなふうに書いていました。

だから、『小さな女の子』の存在を無視して歪な自己鍛錬をして、この女児を、なだめるのが大変なレベルに巨大化させてはいけない、と考えて、
"超絶面倒" だった小さな女の子の存在を認めて対話することで、その女の子を救済し、そこそこ気楽になった…

さすがな気づき & さすがな取り組み!と感服しました。


私が相談室でお会いする、社会で活躍中の、ものすごく優秀な アラサー&アラフォー世代のクライアントさんたちのお悩みに対する答えが、そこここに散りばめられているような一冊でした。

「板垣死すとも自由は死せず! 
   加齢すれども女子魂は死せず!」


…とありました。賛同いたします ♪♪
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by kktreasure | 2014-10-07 20:30 | | Comments(0)


お茶丸カレンダー2015 『ONE YEAR』 が届きました。
壁掛けタイプと卓上用の2種!

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可愛い?? ああ可愛い?? 悩殺されています


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★この画像は、ジョンソン祥子さんのブログ『Maru in Michigan』8月22日のエントリー「カレンダー『ONE YEAR』本日発売!」からお借りしました。


ジョンソン祥子さんは10年前、アメリカ人のご主人との結婚を機に渡米されました。
言葉の解らない心細い中、"言葉の要らない (※) " 柴犬のMaruちゃん(生後二か月)を迎え、2011年には一茶くんが生まれ…、今年 Maruちゃんは8歳、一茶くんは3歳になりました☆

※ジョンソンさんは『ことばはいらない』という写真集を出されています。

ことばはいらない 〜Maru in Michigan〜

ジョンソン 祥子 / 新潮社





壁掛けカレンダーの裏面に、ジョンソンさんのメッセージが載っているのですが、

「犬と子どもと暮らすと、何でもない毎日がどうしてこんなに輝くのでしょう」

とあります。しみじみ共感いたします。


祥子さんが写した 一茶くんとMaruちゃん… "お茶丸コンビ" との日々、二度と戻らない輝いた瞬間。

愛らしい美しい写真によるこのカレンダーと共に、
私の 2015年を、大切に過ごしていきたいと思います
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by kktreasure | 2014-08-30 12:21 | | Comments(0)


『夢をかなえるゾウ』の水野敬也氏の<span style="line-height: 1.2;">『LOVE理論』を読みました。

この人、さすがだなぁ…と感服。

LOVE理論

水野敬也 / 文響社




「オタクの兄貴を持ち、両親は見合い結婚、中学高校を男子校で過ごし、6年間でまともに話した異性は母親のみ」
「自分の顔が嫌いで、女性とすれ違うときは、うつむいて顔を見られないようにしていた」

という水野氏が、
「独自の研究と試行錯誤を繰り返して考案した恋愛理論」で モテない男子を指導していきます。


今までさんざん参考図書を読み努力をしてきたのに報われなかったよ…と嘆く若者に喝を入れ、叱咤し、「なるほど、ごもっとも!」と思わせてくれる「理論」で導いていってくれます。

ちょっとフザケてるものもありますし、「それができるくらいならとっくに彼女できてるって…」な内容…水野さんのような頭脳やセンスや度胸がなかったらキビしいものもあります。

でも、素晴らしい。

"全く関係のない" 私も、クスッと笑ったり思わず吹いたりしながら、読み終える頃には実にスッキリ、晴れやかな気持ちになっていました。

これ、良く読んで頭に入れて、そして実践したら、ほんとにステキな彼女ができるんじゃないかな…


《最後に》のなかで紹介されている、水野氏 大学2年の春の、生まれて初めてできた彼女とのエピソードがいいです。
ちょっと目頭にきました(笑)

そして 「この世における偉大な真実の一つ」……これは「真実」でしょう。私にも覚えがあります。

「俺なんて…」と思ってる男子、これ、ほんとですから忘れずにいてください☆


本書は、

「俺の言っていることが本当かどうか、今から確かめに行こうじゃないか」
「さあ、靴をはいて。答えは扉の向こうにある」


そう締められています。

素敵です。
まず靴をはいて、そして扉の向こうへ…。いいですね!


もやもやっと、うじうじっとしている男子たちに、
また、愛すべき男子への理解を深めたい女子たちにも、
お薦めしたいと思います☆
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by kktreasure | 2014-08-05 08:27 | | Comments(0)


病気は才能

おのころ心平 / かんき出版





タイトルを面白いと思って購入しました。


体は、不調や病気の「症状」を使って、自分にメッセージをくれるわけですが、おのころさんは、

体が表現してくれているそのメッセージを丁寧にたどっていくことで、その人が、何を我慢し、何を抑圧しているのかが見えてくる、

と書いてらっしゃいました。

そして、不調や病気は、その人の「いまだ発現されていない才能」とみることができる、と。


これまで2万件のカウンセリングでクライアントと接して来られたという おのころさんが、臓器のはたらき、病気の「ココロ」「才能化へのスイッチ」を解説しています。

病気を”敵”として扱い”退治”しようとするのでなく、しっかりと向き合って克服していく人は、その人本来の自分らしさをも獲得していく、とおっしゃっていて、とても共感しました。


また、「多くの病気が、その人の周囲の人間関係において生じる」ということにも納得しました。
「病気のココロを読み解くとき、そこにはいつも誰かとの関係が、浮き彫りになってくる」……なるほど。


そして、病気を才能化する最大のカギは「感動」すること、と書かれています。
病気に悩む人の多くの、交感神経と副交感神経の開閉パターンは、独特なものに固定されていて、エネルギーがカラダに蓄積していく方向になってしまっている、とありましたが、そこには「新たなバイブレーション」…涙や笑いを含めた「感動」が何よりなのだ、と。


病気のエネルギーを転換させて「才能化」させたいなら、
自分を変えたいなら、新しくしたいなら、
泣いて、笑って、そして感動を素直に表現することがとても大切なプロセス、ということですね。



とても面白い本でした。
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by kktreasure | 2013-07-21 15:22 | | Comments(0)

渋谷のBunkamuraで開催中の、レオ・レオニ(1910~1999)の展覧会に行ってきました。

レオニは、『スイミー』などでお馴染みの絵本作家です。



会場に入るなり、鮮やかな赤い壁に「第1章 個性を生かして」の文字、そして並んでいるレオニの絵…、どういうわけか一人、涙が出てきてしまいました。

原画から出ていた優しいエネルギーのせいだと思うのですが、ちょっと恥ずかしかったです。



レオニは、ねずみや鳥、ワニ、カエル、芋虫、さかななど、子どもたちが共感しやすい小さな生き物を主人公に、物語を作りました。


多種多様な技法を使った色鮮やかで美しい絵本には、レオニの優しいメッセージがそっと置かれています。


「みんなに貢献するそのやり方は、ひとりひとり違うよね」

「別のものになる必要はないんだ、自分は自分だよね」

「欲張りすぎるの、よくないね」

「ひとりじゃできなくても、みんなで力を合わせればできるよね」


子どもたちはレオニのお話が大好きでしょうが、大人が読んでも、ぐっときたり共感したり、沁みるお話ばかりです。 みんなが、登場する小さな生き物に自分を投影すると思います。

会場に設けられた絵本を読めるコーナーには、たくさんの子どもとたくさんの大人が、絵本を手に取って読み入っていました。



私がレオニを知ったのは、自身の子育て中でした。

書店で子どもに絵本を探していた時に、美しい彼の絵本が目に留まって、ぱらっと目を通したら素晴らしくて、『スイミー』 と 『アレクサンダとぜんまいねずみ』 の2冊を買って帰ったのですが、子どもたちがとっても気に入ったので、それから、何冊ものレオニの絵本を買いました。

ショウコもサクも、レオニの本が大好きでした。

私はどれだけ繰り返し読んでとせがまれたことかわかりません。


小学校に入学すると、2人はそれぞれ、国語の教科書にレオニの作品を見つけると、ほんとに嬉しそうに、「お母さん!スイミーが教科書に載ってるよ!」と報告してくれました。

サクは「ボク、音読するとき教科書見なくても全部言えちゃうヨ!」と得意気でした。


子育ての傍らにレオ・レオニの絵本があったこと、本当に幸せなことだったと思っています。

大事なことをたくさん、そっとさりげなく、でも確かに、レオニの絵本からは受け取りました。



展覧会の会場で、すっかりぽーっとなっていた私は、会場出口に設けられてた売店で、まんまと たくさんのグッズを買ってしまいました。 来年のカレンダー、クリアファイル、栞、お皿、エコバッグ…。

あららー(^▽^;)

まぁいいでしょう♪♪

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by kktreasure | 2013-07-07 23:44 | | Comments(0)


医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法

近藤 誠 / アスコム


著者の近藤誠先生は、慶應の放射線科のドクターで、「乳房温存療法」、「がん放置療法」を確立された先生ですが、医療の情報公開や私たち一般の人への啓蒙活動を続けてこられた功績に対して菊池寛賞を受賞された先生、とのこと。
医者でありながら(医者だから出来るのですが)よくぞこのような内容を私たちに開示してくれたな、と感服しました。

「日本人は世界一医者が好き」とありましたが、調子を悪くしたら 当然のように ”とりあえず病院へ行ってしまう” 私たちは、医者を信じすぎているかもしれません。
その判断や治療を心から信頼している、という素晴らしい「かかりつけ医」に巡り会っているのであれば、それはそれでよいと思いますが、そうでなく、私たちはとかく、医者が言うんだからそうなんだろう…、大きな病院にかかれば安心、と思ってしまいがちかも。

医者には医者の事情、都合、欲望があって、自分の利益を考えて診療にあたっている…ということは、まぁそういうこともあるだろうなと思いつつも、でもやっぱり私たちは、医者というものは患者第一、患者本位の医療を行うものだろう、と思ってしまっているんだよなぁ…。近藤先生が本書に書かれていることに驚いたり青ざめたりしながら、そう思いました。

本書には、私たちがせっせと健診、検診を受けて、その厳しすぎる基準の数値による判定に振り回され、飲まなくてよい薬を飲み、しなくてもよい(どころか、してしまったら命を落としたり縮めたりする)手術をしてしまっている…という話が、たくさん示されています。

薬で症状を取り除くことのリスク、巷にあふれる「○○で××が治った!」とか言われているもののナンセンスさ、検査や投薬や手術は医者や病院の事情によってなされている面があるのだということを知らなくちゃダメなんだということなど、”うすうす、そんなことじゃないかと思っていたこと” に対して、その通り!と言ってもらった思いでした。

紹介されていたたくさんの試験、実験のデータが実のところどうなのか、や、「がんの9割は治療するほど命を縮める」など、がん治療についての記述は、素人にはわからないところだとは思いましたが、医者や薬に頼りすぎ、ということは本当でしょう。

健康で良い人生を送るためには、自分はどう生きたいか、をしっかり持っていることですね。自分の身体は自分のもの。
痛みや違和感は、まず、その正体がなんなのか、それが発しているメッセージはなんなのか、”自分で”感じとることですね。
そして、それぞれに備わっている自然治癒力を頼りに、具合が悪ければじっとしていること、しっかり労ること、気分の良くなる手当をして、快復しようとすることですね。
「『ほっときゃ治る』をいつも心に」は私の基本的な考え方なので、スッキリしました。

47の心得の最後、47番目の心得「リビングウィルを書いてみよう」の、近藤先生のリビングウィルはよかったです。私も参考にしながら、自分のリビングウィル、書いておこう。

みんなの憧れ「ぽっくり死ぬ」は叶わないかもしれませんが、できれば、老い、枯れていくことを、じたばたしないで受け入れて、少しでも心楽しく生きて、”ローソクの火が消えるように” 死んでいきたいものだと思いました。

たくさんの人に読んで考えてみることをお勧めしたい一冊です。
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by kktreasure | 2013-04-13 20:31 | | Comments(0)