私たちはついつい、様々な理由から、不健全な人間関係を維持していくことに労力を費やしながら生活してしまいます。


悪く思われたくないから、 恩義があるから、 傷つけたくないから、 善い人だから、 付き合っておけば得になるから、 機嫌を損ねると厄介な人だから、そして、 独りは寂しいから・・・



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でも もし、


自分が一方的に与えてばかりの関係だな、と感じていたり、
その人にしたことやしなかったことについて、いちいち罪悪感を抱くようだったり、
その人との関係にまつわることを考えると、その人に対して、そして自分自身に対して、「自分は愉快じゃない」とか「怒っている」とか感じることが度々あったり、
その人と別れた後、消耗した、疲れた、と感じたり、
じつは、その人を避けたいという気持ちを隠していることに自分自身気づいていたり・・・

そういうことがあるならば、勇気を出して、そして必要なら "上手なやり方" をもって、その関係をやめることをお勧めします。

それができないと、せっかく自分の中に刻々と生まれてきているはずの大事なものを、大事にできません。そちらへエネルギーを回せません。そんな生活、そんな人生は、悲しいではないですか・・・



今の時代のこの世の中に、どうしても逃れられない関係なんて、本当は無いはずなのに、
「この関係からは逃れられない」と思い込んでいるのは、なぜでしょう、何が不安なのでしょう、何が怖いのでしょう・・・

一度じっくり「自分」に訊いてみなければならないでしょうね。

たとえば「孤独が怖い」というなら、「自分との信頼関係」はどうなんだ?、自分は自分と仲良くしてきただろうか?と・・・






「中毒的な人間関係」という言葉は、エックハルト・トールさんのものだったでしょうか・・・、


楽しくない、何も生まない、疲れるばかりの「中毒的な人間関係」なんか、ほんとはやめてしまってOKなはずなのです。


そうはいかない、ですか? 

(そうはいかない、と思うのは理解できます・・・、私も散々やってきましたので)。


でも、

もう嘘をつかなくていい、自分の好きにしていい、という状況や、

そして、自分が自分を守る、自分の責任は自分で取る、自分が自分を幸せにするんだと決める・・・ということ、

それって本当に気持ちのいいことです。


そして、それができれば、

自分と同じように「中毒のような人間関係」と縁を切った人たちとの、新しい出会いもやってくるはずです。 そういうものです。


関係する人を選ぶ。これは大人の特権だと思うんですね。




春は、いろいろなことを新しくスタートさせたり改めたりしやすい季節です。

「不健全な人間関係」にお心当たりのある方は、この区切れ目を使ってみてください🌸




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by kktreasure | 2017-03-30 08:22 | 心の話 | Comments(0)

「彼と私は理解し合ってたはずなのに・・・」 と不満を訴える女性がときどきいます。


他人の心など理解できなくてあたりまえ、ということは、大人だったら承知しているはずですが、こと恋愛になると、「彼と私は理解し合ってるはず!」ってなってしまい、「彼が私の気持ちを解ってくれない」と不満を募らせていくことになる・・・



そういうお話を聞くにつけ、私はやはり、男と女は ありのままでは分かり合えない、と思ったほうがいい気がします(分かり合えませんよ、と言っているのではないです)。

「分かり合えないことを前提に、それでも分かり合おうと努力する」

っていうのが幸せな恋愛を続けていくには必要なことではないかな、と。



「彼と私は分かり合っているはず」 と言うとき、その人は、相手の実像を見ることができていないでしょう。

妄想の世界で理想の恋愛を繰り広げようとしているだけで・・・



あなたはそんなことを感じるんだね、そういう考え方をするんだね、
今のあなたには、そんな都合があって、だから そんな振る舞いになるんだね、
あなたにとっては それ が大切なんだね

そんなふうに、驚いたり唸ったり、ときに反論したり、私はこう感じてるんだよ?って説明したり、寂しさを伝えたりしながら、
それでも一緒にいたいと思い、もっと理解したいと思い、相手の大事なものを大事に思い、一緒に成長していこうと思う・・・

そうやって育てていく恋愛関係、パートナーシップがいいなぁと、私は思いますクローバー




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by kktreasure | 2017-03-27 08:21 | 心の話 | Comments(0)

春分の少し前から、もう眠くて眠くて、どれだけ眠っても眠くて、
何をしようと思っても 「もうちょっと」。
散らばってしまう。集まらない。足りない。
これはダメだーあせるという状態でした。

どうにもならないのでもう、家事とか勉強とかは諦めて、
意識を別のところへ飛ばす作戦に出よう、と外へ出ました、名案 ニコニコ


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六本木で開催中の、ミュシャ や 草間彌生さんの展覧会も未だなのですが、
上野の西洋美術館で開催中の「シャセリオー展」へ。

シャセリオーはフランス・ロマン主義の異才と言われる人、37歳で亡くなっているんですね。

今回はルーヴル美術館所蔵のものを中心に100点以上の作品が来ていました。贅沢☆

展覧会のポスターになってる絵、『カバリュス嬢の肖像』・・・美しさが香り立つようでした。うっとり。

私はどうやら フランスに生きた過去世が幾つかあり、そしてそれらはいずれも悲惨な人生ではなく、芸術を堪能できる暮らしであったようなので、 フランスが舞台になっているものに触れると、いい感じにトリップ✈できるんですよね。
(貧しかった人生や酷い目に遭っている人生は、別の国で生きたときにあるみたいです。)



上野の桜、間もなくでした🌸
私は 地面に広げられてしまう ブルーシート が苦手なので、近づかないのですが。

レジャーシートって、なんであんな色なんだろう。
せめて、深緑とか、アースカラーにしてほしいぐすん


☆ ☆ ☆ ☆ ☆



それから一昨日は、夜、車でシネコン。

元気不足のため 気になってる 『モアナ』 や 『SING』 は またにして、

神木くんの 『3月のライオン』(前編)。



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私は、将棋は全くわからないんですけど、それでもとっても良かったです。
神木くんは、ああいう役ができてすごいなぁ・・・
『桐島、部活やめるってよ』の時も思ったけど、屈折してしまってる繊細な男の子を好演しますね。

自分の才能・・・、しかも居場所を失わないために好きでもないのに磨いたという才能。
それを発揮することが誰かを傷つけたり何かを壊してしまう…っていうのは苦しい。

…などと思って観てたので、自分の子供の頃へトリップして戻って来て…という時間になりました。


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眠くて仕方がないので、起きたまま見る夢、意識トバシ を楽しんだ、この春分でした星



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by kktreasure | 2017-03-24 08:08 | 映画、テレビ、芸術 | Comments(2)

ご縁をいただき2年


今月で、出会ってちょうど2年が経ったお客様、Kさん(40代女性)。


セッションの終わりに2人して、初めてお会いした頃を振り返り、しみじみと、随分と変わりましたよね、と話しました。


Kさん今は、自分を否定して、自分で自分を虐めるようなことをしていた以前とは、全く違うエネルギー。

内面の変化で、こうも見た目が変わるものなのだな、と驚くほどですブーケ1




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Kさんは超・繊細な方で、子ども時代や過去世に体験した困難や恐怖を消化できずにいました。

すごく敏感でとっても怖がりで、ハートが怯えて縮こまっていました。


何回かのカウンセリングや、即効性があると謳われているような (?) セラピーでは、望む結果は出せないだろうな・・・、そんなふうに見えました。


先ずはとにかく、積もりに積もっているお話を外へ出していただかなくては どうにもならないだろうなぁ・・・という状態でしたし、


「ここから行くのは無理」「ここから先へは立ち入れない」という制限が(わたしから見て)たくさんありましたので、


慎重に、気長に、とにかく私の方は焦らずにどっしり構えて受け止めていく立場を取ろう、と決めてお会いしてきました。


数か月空くこともありましたが、お会いできない期間も、私は彼女の日常に起こるはずのことを信じて、心の中でエールを送ってきました。




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とはいえ、次回の約束をするわけではない不定期セッションでしたから、Kさんが私を見限ってしまえばそれまでだったわけなのですが、懲りずに足を運んでくださって2年・・・です。


今回は、お会いすると (Kさんご自身も実感されていることだと思いますが)、いよいよ本来の彼女の持ち味、才能が、日々の暮らしの中に表現され、花開き、香り始めているのがわかりました。


もともと持っていたものに次々と光が当たって、

「あっ!そういうことか・・・☆」「これでいいんだね☆」という確かな感覚がもたらされる・・・


これからはきっと、そんな現象がどんどん起こってくるのではないかと思います。


辛抱強くご自分の心に向き合ってきたKさんの 「春」 ですね 🌸



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1度だけ サラッと触れ合うような出会いも素敵。

数回お会いして「よし!」と納得していただいて別れる出会いも嬉しい。


そしてKさんとのご縁のように、「じっくりと、ご自分のために特別な時間を取る」と決めた方からいただくご縁は、本当に貴重で、カウンセラー冥利に尽きます。


Kさん、"例のもの" 持って、Kさんのタイミングで、またいらっしゃってくださいね。

お待ちしています クローバー




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by kktreasure | 2017-03-21 08:34 | カウンセリング | Comments(0)

郷家さん、先日はありがとうございました。

あの日を境にどれだけ心と体が軽くなったかお伝えしたくてメールさせていただきました。


郷家さんと話して何枚ものウロコが目から落ちました。

特に「許しと我慢は同時に成立しない」という言葉は衝撃でした。でも、そういえば仰るとおりだ、と思いました。本当は許せていないのに許すんだと決めて我慢を重ねてきましたが、だから少しも許せていなかったのか!と。。。


伺った後、許せていない自分の本音を、親切に、優しく聞いてみようと思って今日まで過ごしていたのですが(初めは難しかったです)、気づいたら、無理していないし我慢もやめた状態で、ほんとに許せたと感じました。もういいよ。仕方なかったね。あれが当時のあなたの限界だったんだよね。と相手に言えたのかなと思います。気が済んだ、といいますか。。。


この初めての感覚を大事にしますね。郷家さんが仰った「自分の気持ちには良いも悪いもない」という言葉を忘れずに。


本当にありがとうございました。

近いうちにまた伺いますのでよろしくお願いいたします。




Eさん(30代女性)からのおたより。許可をいただきご紹介しました。


誰かを許したいと思うなら、我慢や自己犠牲の上でその状態になろうと思っても無理ですね。

「許せない!」と思っているとき、自分がどれくらい困っているのか恐怖を感じているのか悲しいのか、分かってあげたほうがいいです。

その過程を省いて「(許すべきだから)許す」と力んでも、それは本物にはならないでしょう。


手でいえば、グーグー でなく パーパー

握りしめてたものを放せた時が、ほんとに許せた時ですね クローバー




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by kktreasure | 2017-03-18 11:22 | お客様のおたより | Comments(0)

最近、母とテレビの情報番組を見ていたた時に何度か、

「ああ、私は小さい頃、母のこういう言葉に哀しくなっていたんだな…」

と改めて気づくことがありました。


それは、伝えられる隣国の様子を聞いて「あんな国に生まれなくてよかったわ」とか、

映し出された震災後の東北の町の様子を見て「ここ(埼玉)は海がないから安心だ」とか、

そういう言葉でした(別に、私に向けられる暴言というわけではなく…)。


もう呆け始めている老人の言う言葉なので、ひとつひとつ咎めたり窘めたりすることもないですし、母は別に悪い人ではありません。


野良猫の暮らしを気に掛けるし、傷んだ植物の世話をして復活させるし、困った人が目の前に居たらなんとかしようと動くでしょう。「善良なちゃんとした人」です。


ただ、物理的、精神的に自分から遠いところにある人や場所のことを、想像することが出来ないだけです。


でも私は子どもの頃から 母の視野や物の考え方や時に無神経な言動に気づいていて、今思えば、それらがいちいち哀しかったり痛かったりしたのだと思いました。


無垢、とか、無神経、は、子どもが親のそれに気づいても どうしようもないですから、当時はそういうものか…と受け入れていましたし、逆に自分の感受性や共感能力を、めんどくさい困ったものだと思っていましたが…。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇



昨晩はひとりで、録画されていたあるテレビ番組を見ました。

息子が「君の名は。」や「新海誠監督」をキーワード入力していたために自動録画されていたニュース番組だったんですが、

その中で新海監督は、『君の名は。』の起点になったのは、じつは 震災の後に訪れた名取市の閖上地区、というお話をされていました。


被災地で実際に暮らしていらっしゃる方々の感じたことを自分自身が分かるわけでは全くない。

それでも 『君の名は。』 は、"何かを取り戻す映画" にしたいと強く思った。


「ここは自分の町であったかもしれない」、「自分はここで生まれ育ったかもしれない」

「もし自分がここにいたらどうしただろう」、「もしも自分がここにいたあなただったら…」と思った。

その強い思いが、「もしも自分があなただったら…」という入れ替わりの映画を作ろうという気持ちに繋がった。


そう語ってらっしゃいました。




上に書いた母の "正直な" 言葉と、新海監督のそんな感性や眼差し。


どちらも、私の インナーチャイルド を刺激しました。


いまだに 「リトルあかり女の子」 は、 感じ、 学んで、 成長しているのだなぁと思います。




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Photo by David Shub





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by kktreasure | 2017-03-15 08:05 | 私の話 | Comments(0)

それは誰の問題なのか

「本来は (問題の当事者である)主人が伺うべきなんですが

「ほんとなら(問題を抱えている本人である)息子を来させたがったのですが


と、代理の方が "ご家族に代わって" ご相談に来られることがあります。



たとえば、

主人が、仕事で思ったような功績を上げておらず、昇進試験にも落ち続けている。

いい年になっている娘だが、一向に嫁に行く気配がない。彼氏もいないようだ。

息子が学校で、やりたくない係の仕事を押し付けられているようだ。イヤならイヤと断ればいいのに不甲斐ない。


というように・・・。



もちろんそれらは、そのご家族本人が解決すべきところのあるお話でもあるのでしょう。

でも、ご本人が「私、困っています」と言っていないなら、その問題はとりあえず、困っている人の問題 なんですね。

主人さえ、子供さえ、△△でなくなれば、あるいは、◯◯であったなら、私は休まる、私は幸せになれるのにと嘆いている方は多いです。
でも、そんな方にも必ず、ご相談に来られた方ご本人にとっての問題があり、取り組める課題があるわけなのです。



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ちなみに、よく言われることですが、子どもは 親のために 病気になったり問題行動を起こしてくれたりします。

身体を張って、生活すべてを賭けて、辛い思いをすることで 「親子の問題」、「家族の問題」が
存在していることを教えてくれるんですね。健気です。



昨年になりますが、不登校気味というお子さん(高校生男子)のお悩みで来られたお母さんが、ご自分とご主人の関係にこそ問題がある、と気づかれたケースがありました。

部屋に籠りがちで学校を休みがちなお子さんを、なんとか外へ出そう、学校へ連れて行こう、と頑張ってこられたのですが、私はそれを一旦やめていただきました。

(「登校を一度諦めてみましょうか」「騙されたと思って、注ぐポイントを お子さんからご自分達夫婦に移してください」とお願いしたのです。このカウンセラー大丈夫か?と思われたかもしれません。でも信じてみるといってくださいました。)

ご夫婦の「冷えて会話もない」という関係の改善が先だと思ったし、
お母さんがそんなに苦しいなら、まずは楽にならなきゃ無理だと思ったし、
それができたら "それだけでイケる" のではないか、と思ったからです(郷家の勘です)。



ご夫婦で話をする時間を意識的に増やし、一緒にテレビを見て笑うというような空間を作って暫くすると、なんとなく家の空気が緩み、軽くなったと感じたそうですが、
気づくとお子さんは随分と長い時間、居間にいて話をしてくれるようになったそうです。

また、その頃には「こんな家族の時間が持てるのなら、今はこれだけを大切にしよう」「学校のことは、どうでもいいや。なんたって息子は地頭がいい。あとできっとなんとかなる」そんなふうに思えるようになったとおっしゃるので、私も喜んでいたのですが・・・



先日、嬉しいご報告をいただきました。

「じつは子どもが学校へ休まずに行くようになりました。そしてなんだか明るいのです」

「それから、少し心を開いてくれたのがわかりわかります。私の心境の変化が伝わったせいだと思います」


よかったです。

「お子さんを楽にしたいなら、ご自分が楽になるのが早い」を証明してくださったお話でした。



自分でなく誰かの問題・・・というのは、その "問題の人物" をどうにかしようと頑張るより、まずはご自身の辛さに向き合って、そこを解決しようとしてみるといいです。

その "誰か" が 親の影響を受けて暮らしている(暮らすしかない)お子さんの話であれば、特に、です。

効果はてきめんです 晴れ




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by kktreasure | 2017-03-12 09:15 | 心の話 | Comments(0)

先週最終回だったNHKドラマ 『お母さん、娘をやめていいですか?』

波瑠さん演じる娘(高校教師)が、”友だち以上に恋人のように仲の良かった”母親(演:斉藤由貴さん)の呪縛を解いていくという、母娘問題を描いた作品でした。


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番組サイトの掲示板では、自分の体験談の告白や、悩みを打ち明ける場として盛り上がっていたとのことですが、私の相談室にも、このドラマを観て「あれは私だ」と思ったという方、「私も もしや‥‥」と恐ろしくなったという方、あれが刺激になり「毒親問題再燃」‥‥という方が何人か来られました。


すごい反響、影響力のあった作品だったんだと思いました。

たくさんの視聴者(辛い娘たち、苦しい母親たち)が己の問題を作品の中に見たのですね。




この作品を見て、いやいやこれはないだろう、これじゃあホラーだわ、さすがにありえない、と思った人は健全な家庭で育った人でしょう。


実際にあるのです、


「母は私のスケジュールの全て、職場の仕事の内容まで把握していて 口出しをしてきます」


「母の気に入らない男性との恋愛も結婚もありえませんが、母が気に入る人などこの地球上にいるはずないんです」


「本気で、その友達/彼氏とママのどっちが大事なの?と聞いてきます。飲み会やデートに付いてきたこともあります」


「尾行を咎め、もう家を出る!と言ったら、あなたに捨てられるくらいならママは死ぬ、と言って本当に実行しました、未遂でしたがもう恐ろしいし、脱力してしまいます」


‥‥そういうお話。 枚挙したらきりがありません。




また、そんな異様な状態に陥ってしまっているのに、

母親の側は「大切な娘を思えばこそのあれこれなのに、それの何が悪いの?」と言うし、

娘の側は「たぶん、大切なお母さんを心配させたり悲しませたりする言動、生活をしてしまう私が悪いんでしょう」と言います。


この関係の異常性にはなかなか気づきません。


母親の方は、いつまでも良いママでいることで自分の無価値感や寂しさを誤魔化しているのですが、そこに向き合えないから気づけない(それは傷ついている幼い自分に対面することにもなるので、辛すぎて出来ないのですね)。


また、娘の方も、そういう母親に介入され続けていることの害に気づけぬまま(あるいは、気づいていても逃れられないまま)成人し、他人との境界が引けない、自分がわからないなどの問題に苦しんでいます。


ドラマでは、波瑠さん演じる娘が、あのような母親を持ちながらマトモな感覚を維持できていたことが不自然といえば不自然でしたが、50分×8回のドラマですから仕方ないですね。

でも本当なら、ああいうお母さんにずっと張り付いていられたらもっともっと、様々なことが困難な人になっているはずです。




母親が娘から・・・お腹の中で育って生まれてきてくれてからいつも一緒だった娘から、"わざわざ" 離れる必要があるとは思えない、というのは、解らないでもないです。


でもやっぱり、

娘が "自力で" "好きなように" 人生を拓いて行くことの邪魔をしてはいけない。

いつまでも娘を、同じレールの上を走る同じ列車に乗せてちゃ駄目なんですよね、一度別れないと。




とはいえ 「母娘カプセル」 を内側から壊すのは難しいです。

やっぱり外からもたらされる力、穴を開けてくれる人が必要です。


ドラマでは、娘の恋人(演:柳楽優弥さん、さすがの演技でした☆)と、母の夫(演:寺脇康文さん)の存在が、大きな役目を果たしてくれそうでした。


「カプセル」に、優しい風を吹き込み、希望の光を入れ、苦しい母と娘を外へと誘い出してくれそうな存在として描かれていましたコスモス




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by kktreasure | 2017-03-09 08:25 | 映画、テレビ、芸術 | Comments(0)

子どもの頃に十分に甘えたり頼ったりすることが出来なかった人・・・(いろんな要因がありますね、成長が早くて何にせよ良くできる子だった、とか、自分より手のかかるきょうだいのいる "長子" だった、とか、両親の考え、方針、または状況が甘えや依存を許さなかった、とか、とにかく家庭にいた大人がそれぞれ大変そうだったから、そんな空気を読んで過ごしていた、助け合う温かい関係性なんか見たことなかった、とか・・・) そんなふうに育った人は、社会に出た後も、なかなか他人を頼ることが出来ません。



甘えたり頼ったりしないのが、私 ニヤリ


しっかりしていてこそ、私 照れ


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でも、本当に自立して、そして真の信頼関係や愛のある関係を他者と持とうとするなら、他人に甘えること、頼りにすることを、自分に許可して実践することを覚えた方がいいですね。

人は、どうやったって誰にも頼らず生きては行かれないし、人は本来、誰かに頼られたり誰かの役に立てることが喜びであるのだから、それを "させてあげること" は悪いことじゃない。


人気のある人、モテる人、愛される人というのは、それが自然に出来ていますね。

スキがある、欠点を隠さない、お茶目・・・そういうところは人を緩ませ嬉しくさせるんですね。

「依存は悪いこと」と思い込んでいる人、「他人には頼らない」と決めてる人は、きっと心が窮屈でしんどいでしょう。

そしてきっと心の中に、向き合った方が良い "痛むところ" があるはずです。




先日いらっしゃったA子さんも、「デキる女の仮面」 を外したい、とおっしゃいました。


でも

「頼ることは、怖い」

「他人を頼る女、甘ったれてる女を見るとイライラする。自分に害はないはずなのに怒りが湧く」

のだと。




「他人を頼る女を見ると、自分に害はないのに怒りが湧く」・・・???


そういう人は、実は自分のそういう部分を嫌っている、抑圧しているんです(投影の原理というものですね)。


A子さん、そのことに納得しつつ、

「しかし自分は、どれだけ人を頼ることを恐ろしいことだと思っているのでしょうねショボーン

と苦笑されていました。


何でも自分一人で出来なくちゃいけない。

弱みを見せちゃいけない。

男に負けちゃいけない。


・・・わたし、相当な呪縛にかかってる気がします、と。




誰かに寄りかかったまま生きていく・・・というのとは違う「依存」は、たくさんの人に して良いのだと 私は思います。

(※一人の人に集中して依存するのは具合悪いですけどね、それ、「執着」になります。アブナイやつです叫び)


自分でしっかり立って歩いて行こうとしながら、

困ったな、助けてほしいな、と思った時は、そのように伝えて助けてもらう。

助けてもらったら、ちゃんと感謝を伝える。

自分も、その人か、その人でない誰かを喜んで助けよう、と思う。


そういうことが自然にできるっていうのは、実は「上級」かもしれません。




無理だデキない( T_T) という人は、小さなことから1000本ノックの覚悟でいきましょう☆

やってみると良いもんだ、とわかって来ます。

恋愛だって上手になります。

それができるってことは心を開けるようになってるってことですからね!


そういう人間関係を是非 コスモス

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by kktreasure | 2017-03-06 08:17 | 心の話 | Comments(0)


娘のショウコの引越しの手伝いに行きました。

来月いっぱいで辞める病院の寮から、同じ都内の 新しい勤め先の近くに借りた住まいへの引越しです。


引越しは、"調理師免許を持ち、さらに製菓の専門学校を出たにも拘らず 引越し屋さんになった姪っ子のY" に頼みました。





親の叱責、嘆きを無視して家を出る形 で 引越し屋さんになったYですが、

私は今回、彼女の仕事ぶりを初めて見ました。


伯母からすると、今でも「小さい可愛いYちゃんヒヨコ」のイメージなのですが(成人した今も小柄な子です)、キビキビと無駄のない動きで作業を進めてくれる凛々しい姿にはほんとに驚きました。

「補助くらいしか出来ないのでは? 女の子だしね」と思っていたのですが、そんな予想をすっかり裏切ってくれる、安定感ある繊細なプロの仕事ぶり、

娘の跳ね上げベッドを "1人で" 搬入して工具を取り出して組み立てていく様子には、「こんなこともできるのか!」とビックリしました。



◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



Yは小学校のとき一時的に、離婚協議中だった母親と離れて暮らしていたのですが(親権を巡る争い中、父親のもとに居ました、酷い環境でした)、


その頃は学校で虐めに遭っていたようでした(「菌」呼ばわりされたり、とか。でも当時は親に打ち明けず独り耐えていたようです)。


また高校(実業系で調理師コース)では、ADHDの傾向があることから学校でのあれこれが難しくなる…ということがあったり、


とにかく辛いことがたくさんある子でした。


それでも高校在学中に調理師免許を取り、さらにパティシエになるために専門学校へ進学したんですね。



◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



なのに・・・


パティシエになるの、やめる。

引越し屋になる。


そう言って家を出てしまった。


家族、親族一同、呆気にとられました。 それはなかろう? と(笑)

でもYは、勝手に家を出て、ものすごく頑張ってたくさん働いて、小さな部屋を借りて、自活を始めました。

逞しいなぁ、コツコツ働いて偉いなぁ…と感心して見守ってはいたのですが…



◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



今回、引越し屋さんとしてのYの仕事ぶりは、見事に プロのそれでした。


男性スタッフさんと二人で重い物も上手に素早く丁寧に運び、娘の家や娘の持ち物に細やかな配慮をし・・・、とにかく輝いていました。


Yの子ども時代の数々の困難を知っている伯母あかり、

成長したんだなぁ、良かったなぁ、と、何度も目頭を熱くしてしまいました(というか泣きました (゚ーÅ) 笑)



◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



妹(Yの母親)に「今日はYにお世話になったんだよ」とメールしたらすごく喜んでました。


「なんだかんだあったけど、この仕事合ってるのか楽しく続けてるから、よかったと思ってる」

「じつは最近、Yの方からLINEが来るんだヨ、前は "ほぼ全て既読スルー" だったけど」


とのこと。


「子どもの進路について諦めたら、親子関係が改善した」 という良い例ですね(笑)。



◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



自分で自分の歩く道を決め、好きなように歩き、毎日の営みに喜びを見つけ、小さなものでも自分の欲しいものを一つづつ手に入れている・・・、そういう人というのは本当に眩しいな、美しいな、と姪っ子を見て しみじみ思いました 晴れ




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by kktreasure | 2017-03-03 08:15 | 子供たち | Comments(0)