日焼けした、制服姿の姪っ子 ユミ
2011年 09月 25日
ユミは高1、洋菓子職人を目指し「食物科」に通っている。
「レポートの印刷をしたいから、プリンター使わせて♪」というメールが来たので待ってたら、夕方、真っ黒に日焼けした、制服姿のユミが現れた。
ぽっちゃりさんが随分スッキリしたねと言うとユミは「夏休み、毎日部活(陸上部)で外にいたからネ」と笑った。 高校の制服姿は初めて見たのだけれど、とっても大人びて見えて、なんだか嬉しかった。
ユミは、母親(私の妹)が元夫と離婚でモメていたとき、小学校でイジメに遭っていて、それを家族に打ち明けられずに耐えていた。 のちに妹から、ユミがイジメに遭ってた、1年近く、気づいてやれなかった、と報告を受けたときは、ユミの精神力、けなげさが切なくて泣いたものだった。
当時、クラスの中で孤立していることを心配して声を掛けてくれた担任の先生にユミは「このこと、お母さんには絶対言わないでね。お母さん、今たいへんなの」と頼んでいたのだという。
また、妹が「どうして休まずに学校に通ったの?」と訊いたら、
「今日は何にもいいことがなくてもね、明日はもしかしたらいいことあるかもしれないって思って学校に行ってたの」
と答えたのだという。 それを聞いたとき、私は号泣してしまった。
ユミはスゴい。感心する。
家族を気遣い、つらいことだらけでも負けないで、自分の好きなものにフォーカスして集中して、こつこつ、こつこつ・・・・
そして、高校は食物科に入り、美味しい洋菓子を作る仕事に就きたいの ♪ と夢を語ってくれる。
楽しみだなぁ。 オバさんは、ほんとに楽しみだ。
今日、ユミがメモリースティックを持って現れたとき、サクとショウコはピザ作りをしていた。
2人がピザ生地をバンバンやってるキッチンを覗いて「わー、楽しそ~う♪」と声を掛け、ピザ作り初心者の2人に軽く指導をし(笑)、激励して帰って行った。
ユミ、逞しく成長したなぁ・・・
何より、充実した楽しい毎日を送っていることが、慌ただしく帰って行く後ろ姿から伝わってきて、ほんとに嬉しかった。