冷えたビールを飲んで出る元気くらいを込めて…
2013年 08月 04日
さっき、遠くにいる友人のことを急に思い出して、
心の中で「がんばれー!」と言いました。
「がんばらなくていい」とか「がんばれって言うな」とか…
流行ってるのかな、たびたびそう言われます。
私も実際、日常生活でも、もちろんカウンセリングの中でも、「がんばれ」という言葉はほとんど使いません。
河合隼雄さんも何かで、「がんばってください」というのは、体よく「あとは知りません、私には関係ありません、ほな、さいなら。」と言うのと同じだ、というようなことを仰っていました。
そうだなぁ…そういうことだなぁ…と思います。
でも、さっき「がんばれー!」とハッキリ心の中で思ったのは、
その友人が今、人生を賭けてがんばっているのが、なぜかいきなり、ありありと伝わってきたからです。
「今回の人生は、もうこれだけでいいです」とキッパリ神様に宣言しているかのように、ひたすら打ち込んでいる。
でも、かなり、きつい。
だから私は遠くで、もう少し持ち堪えられますように…、
あと少し、もう少し、がんばれ!
…そう思ったのです。
その言葉には、すっごく込めたわけじゃないです。
少しです。
冷えたビールを飲んで出る元気。
それぐらいのものです(笑)。
ぼんやりと、特に捕まえたいもの、注ぎたいものも見つけられず、変化を避けて、維持、ひたすら維持、という生き方になってしまいがちな人の多い中、その友人の、過剰なまでに濃密な精神行為は、すごい。
そうやって生きた時間は、魂にしっかり刻まれると思う。
命、まったく余らさずに使い切る覚悟なのでしょう。
いい! いいと思う。
だからエールを送ります。
がんばれ!!