「尽くして尽くして裏切られる」を繰り返している人
2013年 12月 05日
傍から見ていると、「どうして毎度毎度、そういう男を選んじゃうんだろう…」と言いたくなるような男を相手に…。
これは「愛されるためにはまず渾身の愛をもって尽くさなくてはならない」、「人に尽くさなければ、優しくしてもらえない」…そもそも「何もせずに存在している自分など愛されるはずがない」という強固な ≪思い込み≫ を持っているためです。
だから「人に尽くせ」は自分への絶対命令で、強迫じみたものです。
これはもちろん ≪思い込み≫ なわけですが、この思い込みを抱えて生きていると、人は、ある決まったタイプの人としかつき合えなくなります。
それは……
「尽くされることを好む男」「面倒を見てほしい男」……言い方を変えると、人を愛することなどない勝手な男、ということになります。
一方的に尽くしたい女と、一方的に尽くされたい男の、一見ニーズの合った組み合わせ。
いつまでも双方が幸せ…とはいかない関係です。
そういう関係を繰り返してしまう人というのは ほぼ100パー、小さい時に、そのように思い込むだけの不安や孤独や恐怖を味わっています。
そこで、後の人生を固く縛っていくほどの 『脚本』 ~「私は、愛されるために、まず尽くす」~ を作り上げ、その演劇に必要な相手(尽くされたい男)をキャスティングして、脚本どおりのストーリーを演じ続け、最終的には予定どおり裏切られる…、ということをやっているのです。
そういうパターンに思い当たった人は、まずは自分の人生の 『脚本』 を見直すことなのですが、これはなかなか大変です。
気づくのも大変なのですが、気づいたとて、一人だとどうにもできないので「わかっちゃいるけどやめられない」…と、相変わらずのパターンを続けていってしまいます。
人はよっぽどの思いをしない限り、「変える」ことは嫌なものです。恐ろしいですもの。
でも、変えるチャンスはあります。
それは、ほんとに精根尽きるような経験をして、心底嫌気がさしたとき、絶望したときです。
そんなときは、信頼できるカウンセラーを探してください。
自分の人生をやり直したいと思うくらいの時は、プロにつき合ってもらって「脚本の検証や新しい脚本作り」をすると、辛い時間が短くて済みます。
そうして元気が出せたら、思いどおりの楽しい人生を始めてほしいと思います。
「変わりたい」、「もう、うんざり!!」という方、私でお役に立てそうでしたら、どうぞいらしてください。
ご一緒に、貴方の『脚本』を見てみましょう。