違和感や不調のある体の部位と対話する
2014年 02月 07日
「『頭』ではよくわかってるんだけど…」
「『胸』が掻きむしられる思いがする…」
「あの人は『腹』に何か持ってる気がする」
そんな言い方があります。
私たちは、"何か" が体のどこか(頭とか胸とか腹とか…)に溜まる感じを、なんとなく知っていますね。
私は、昔は苦手だったのですが今は日頃から、体の違和感、"なんか気持ち悪いかんじ" をしっかり感じることを心掛けています。
カウンセリング中も、「なんとなく…」とか「気にしすぎなのかもしれませんけど…」と、モヤッとした違和感を訴える方には、その違和感のある体の部位はどこか、それはどんな感じなのか…、ということを、よく感じてみることを促すことがあります。
とにかく頑張らねばと必死で過ごし、無理を重ねている人は、体の感覚を麻痺させていたり、蔑ろにしたりしていることが多いです。
「体の言うことなんか いちいち聞いてたら、やってられない」のですね。
でも体は、耳を傾けさえすれば、私たちがハッキリと感じ取れていない大事なことを語ってくれます。
以前のクライアントさんで、
男性とつき合いたいと思っているはずなのに、いざ男性と親しくなると、必ず『お腹』が痛くなってしまう…という女性がいたのですが、
『お腹』の痛みと対話をしたことで、お腹に溜め込んでいた父親への怒りや恨みに初めて気づき、それをきっかけに、困っていた症状がさっぱり消えた、男性もOKになった……、ということがありました。
体が発してくれているメッセージをきちんと受け止めて処理することは、本当に大事。
ぜひ日頃から 体の声を聴く ことを習慣にしておくといいですね。