ひたすら共感的に話を聴いていると…
2014年 10月 05日
まず初めに「共感的に話を聴く」ことを徹底的に練習します。
解釈をしたり、助言や忠告をしたりすることなく、ただただ相手の気持ちに寄り添って話を聴く…ということですが、これは実際の面談の場になると難しいものです。
その人の気持ちに近づいて共感が起こると、どうしても
"解決してあげたくなる" からです。
「あー、それ、わかる!」「私も経験したことある!」などと思うと、もう……(笑)
セッションは時間も限られていますから、
つい "うまいこと言ってまとめたい" と思ってしまったり……
でも人には、とにかく自分の話を、黙って、寄り添って、耳を傾けてほしいとき、というのがありますね。
人は、そうしてもらうと ほんとに救われて楽になることってありますから、
お子さん、ご主人、奥様、ご家族、お友達…、身近なところに、話を聴いてほしいのかな?という人がいたら、ただひたすら、聴いてあげて欲しいと思います。
ゆったりと、真剣に、できる限りの想像力を働かせながら…。
カウンセリングの場でも、少し整理させてもらったりしながらではありますが、ひたすら根気強く聴き手、受け止め手に徹していると、クライアントご本人が、「あ…」とか「あれ?」とか、ご自分で気がつくことになります。
バラバラに散らばっていたものが、
するするするっと並んで、
ピタッ、パチン、とハマって、
がしっとしっかり繋がる…
ほんとに、そんな 音 が聞こえるくらいの瞬間、というのがあります。
その、「自分で出した答え」というのは、
与えてもらったものと違って、
確かで、尊いです。
私はいつもそう思います ★