「ひとは、一人が別の一人の面倒をそっくりみるようにはできていません」   

2015年 06月 01日

もう10年近く、寝たきりになった奥様のお世話をしているという男性(50代)が来られました。

「墓場まで持って行かなきゃならないことをしでかしてしまって・・・」。

いかにも実直でお優しい方なので、日ごろの疲労に罪の意識が被さったかたちで、本当にお辛そうでした。

全てご自分一人で背負って来られたのだなぁと切ない思いになりました。


墓場まで持って行くんだとご自分で決めたのだったらそれでいい、「しでかした」ことはきちんとご自分で引き受ける方、何も問題ない・・・、そう思いました。

別の誰かに癒されて、喜んで、そしてまた、いちばん大切なものをちゃんと大切にする日常へ戻っていく・・・
そうやってやっていけばいいと思うのですね。


昨日の朝日新聞の『折々のことば』。

「ひとは、一人が別の一人の面倒をそっくりみるようにはできていません。 西川勝」

長年、看護の現場にいて「臨床哲学」を立ち上げて来られた看護師さんの言葉だそうです。

介護も子育ても、一人で全部を抱え込むというところに無理がある。
ちょっと代わってあげようという声、「手」。
それがあれば、追い詰められなくて済む、とありました。


誰かを助けている人(これは、皆がそうですね)は、
別の誰かに助けてもらってやっていけばいいのですよね。
その人もきっと、また別の誰かに助けてもらっています。

そうやってやっていくようにできているはずです??


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by kktreasure | 2015-06-01 18:45 | 心の話 | Trackback | Comments(0)

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