姪っ子Yの決断
2015年 08月 04日
姪のY(19歳)から連絡がありました。
「あかりちゃん、私やっぱりパティシエにはならない」
「専門学校時代からバイトしてた引越しの会社に、
この度入ろうと思うんだよね」
そのことを両親に話す前に、あかりちゃん話を聞いて、と。
姪っ子は、両親に言いにくいことは、
まず私に言いに来ます。
カウンセラーさんだから、否定しないはず!?笑
Yは高校(食物科)在学中に調理師の資格を取った後、
子供の頃からの夢だったパティシエになるために、
製菓の専門学校に進学、この春卒業していました。
朝ドラの希(まれ)ちゃんみたい、
ほんとに小さい頃からたくさんの美味しいお菓子を
作っては食べさせてくれた子でしたから、
いよいよパティシエへの道だねー、と、家族一同、
親族一同、すごく楽しみにしていたんですね。
でも本人、学んでみたら、その世界は「違った」んだそうです。
卒業も、単位ギリギリでやっとこさ、でした。
「お父さんやお母さんは、ほんとに怒って
ガッカリして呆れると思うんだよね・・・」って。
はは。そりゃあそうでしょう。
妹たちの失望、嘆きはごもっとも。
家計に余裕の無いなか、高い学費を捻出して通わせて・・・
で、「パティシエじゃなくて引越し屋さんになる!宣言」
をされちゃうんですからね。
ほぼ100%が製菓の世界で就職する中、
自分の娘ひとり、引越し屋。
正気か?よく考えなさい!となるのは当然。
でも、姪っ子Y、毎日ほんとに楽しいんですって。
くったくたになるけど、ほんとに楽しい、と。
今は日給いくらのアルバイトだそうですが、
お客さんの荷物を、心を込めて運ぶお手伝い。
女の子だから、重いモノを運ぶんじゃなくて、
養生したり、梱包したり、お片づけしたり・・・そういうお仕事。
私は、相談に来たYの顔を見て、
ああ、こりゃあ止められないなぁ、本気だなぁ、
というか、なんか綺麗になったな、輪郭がハッキリしたな、
と思いました。
だから、この"縁"、 "来てる舟" に乗って行ってみたいんだ
と言ってる彼女の意思は、尊重するしかない、
応援してやろう、と思いました。
強い明るい気持ちに動かされる時って、
思った通りにやってみたほうがいい。
まだまだ若いんだもの、
好きなようにどーんと行ってみてほしいです☀