"他人のせい" にしてしまう時は・・・
2016年 02月 02日
「他人のせい」にしておくことができているうちは
自分の中にある問題を見なくて済む からです。
悪いのはあいつ。
非を認め改めるべきはあなた。
でも、そう言って怒り、人を責めているときって、楽でしょうか・・・?
ほんとは、苦しさが晴れていくことはいないんじゃないでしょうか・・・?
身近にいる誰かのことに関する不満を激昂しながら語っている人を見ると私は、
ああ、この人は、相手にものすごく怒っている、責めているけど、
じつは相手のことじゃなくて、自分のことを怒っているんだな、責めているんだな、
と思います。
たとえば、夫の悪いところを一生懸命説明する奥さんの話を聴いていても、
部下の至らなさを力説する会社員の話を聴いていても、
その人はもう、いっぱいいっぱいで、どうにもならなくて、自己嫌悪もしている、ということ、
すごく苦しいのに相手がわかってくれないから、怒っちゃってるんだ、ということがわかるんですね。
そう、人は、身近にいる大切な誰かに、
思うようにならなくて苦しい自分の気持ちを、理解してほしいんですよね。
理解してほしい、受け止めてほしいのに、
そう言えなくて、代わりに責めてしまう・・・。
そうやって大事な人との関係を悪くしてしまわないように、こんなふうに思ってみてください。
他人のせいにしてしまうのは、ほんとは自分のことを責めていて苦しいからなんだな、と。
そして、どうにも苦しい気持ちに行き場を与えてあげられないときは、
私たちカウンセラーとか、余裕たっぷりな気の好い人などに、
話をたっぷり聴いてもらうといいですよ、きっと★