愛されるのが怖い
2016年 02月 18日
「久しぶりに恋人ができました」と報告してくれました。
出会って間もなく親密な感情を抱き合うようになり、とっても大事にされていると感じるようになり、そして先日は、忙しい同士 時間をひねりだして 海外へバカンスに出かけた・・・とのこと。
外国映画みたいな映像の浮かぶお話に、なんだか私の頬まで染まるようでした。
大人の恋です。
お互いこれまでに、いろいろあって、いろいろ越えて、そうして、巡り合って・・・
眩しいなぁと思いながら、お話を聞きました。
でも、なにもノロケたくて私に会いに来てくれたわけではないんです、当然ですけど。
その人は、
大事に思われてるんだと思えば思うほど、こんな私で良いのかと不安になり、
愛しているという言葉に怖気づき、
きっといつかダメになるんだと思ってしまう・・・
失望される前に、こちらから離れた方がいいと考えてしまう・・・
いずれ別れが来るのなら、これ以上親しくなる前に、この関係、壊してしまった方がいい気がする・・・
そういうお話なのです。恋愛をする度に、です。
なんでー?
なんでそんなことを?
素敵な人と相思相愛なのに・・・
って、
私は弱ってしまいながらお話聞くのですが、
でも、わかる。すごく、わかる。
両親から無条件の愛情を受け取れず、不安いっぱいで育ってしまった彼女は、
自分が、愛される人間なんだってことを、どうにもこうにも信じられないんですね。
だから、誰かと親しくなる度に、
その人を好きだと思う時ほど、
失うことが怖くなって、いろんなことを妄想して、不要な駆け引きをして、独り相撲とって、自己卑下して、勝手に孤独になって、叫び出したいほどの恐怖に駆られて・・・
そして、えーい!と破壊してしまう・・・
わかるけど・・・
でも、なぁ・・・
怖くても、新しい道を行ってみてほしい。
素敵な彼が手を取って、あっちへ行ってみようよと誘ってくれている方へ・・・
恋愛って、素晴らしいなあ。
昨日は、繰り返しそう言って、笑われました。
でも、しみじみそう思うのです。
いろんな自分、
会ったことのなかった自分に、
どんどん出会っていけるから・・・★