もう着ない服。もう会わない友だち。
2016年 03月 10日
有形無形の「もう必要なくなったもの」を見つけ出して捨てたくなっていました。
無意識でしたが、昨日の「新月」に向かって・・・ということだったのかもしれません。
スペース(家も心も)をスッキリとさせて、そこに新しい「出会い」を呼び込みたい、という思いが強まって、せっせと断捨離に励んでいました。
その中で今回は、"もう二度と着ない(着たらコワい 笑)とわかってるくせに高価だったばっかりに捨てられずにいた服" を、何点か思い切って捨てましたσ(^_^;)
もう似合わなくなった服との決別作業をしていたら、
過去に出会って別れた友だちの顔が、次々思い出されました。
私は今夏54歳になるのですが、振り返るとこれまでに、たくさんの人と友だちになり、またその関係が終わっていきました。
小学校時代、毎日毎日・・・ほんとに毎日遊んでいた大好きな友だち。
中学の時、同じ釜のメシを食べ、苦楽を共にしたバレー部の同期の仲間。
高校、大学時代、いろいろと 内面の変化が激しかった時期に、つるんで遊び、深い話もできた友人たち。
社会人になってからも同様。勤めた会社で一緒に働いた同僚、あるいは(ママ友は友だちとは言わないと言う人もいるけど)ママ友たちも、人柄が良く、たくさんのインスピレーションを与えてくれ、助け合うことのできた人たちでした。
どの出会いと別れも懐かしく、宝物であることには今も変わりはないのですが、
でも、彼ら彼女らの殆んどとは、 "終わって" しまいました。
もう二度と会うことがないんだろうなと思います。
連絡先は持っているけど、きっとそれを使うことはない・・・。
別のレールを進む別の列車みたいだな、と思います。
それぞれの列車を走らせているレールが、近くにある時は うんと交流する。
でもやっぱり、別のレールなので、いずれ遠ざかる。
いつまでも並走、ってわけにはいかない。
(たまに、同じ列車に乗って人生をやっていく、という縁や、ドラマチックな再会を果たす縁、というのもありますけど・・・)
若い人たちは「ありがとう、またいつか会おうね」と言って別れていく季節ですね。
私の年齢になると、もう、そういう "別れの季節" は用意されていないから、
自分のスペースが澱んだり固まったりしてしまわないように、定期的に、あえて「動かして風を通す」・・・ということを意識的にやることは大切なんだろうなと思います。