「彼氏ができない(できても続かない)問題」の原因のひとつ
2016年 03月 22日
「彼氏ができない(できても続かない)問題」の原因が「母親」にありそう、というとき、その「母娘関係」には大きく言うと2種類あると思います。
一つは分かりやすい方、
「母親が専業主婦だったりして、過干渉、過保護だった」、
「共依存関係ができてしまっていた」
というケース。
これは分かりますよね、”母親と自分を切り離せていない(大人になれていない)系” の問題です。
それとは反対のケースに、
「母親が仕事やその他のことで忙し過ぎて、育児に時間もエネルギーも使えなかった(自分のことで精一杯で余裕がなくて、子どもをよく見ていなかった)」
というのがあります。
いま20代、30代の人たちが子どもだった頃のことを思うんですね。
その頃(20~30年前)といったら、子育て中のお母さんが、たとえば企業で「総合職」で「フルタイム」働く・・・というのは一般的ではありませんでした。制度も不十分だったし。
もちろん今のお母さんたちも「保育園落ちた日本死ね」(←初めて聞いたとき膝打ってしまいました。この問題に対して、たくさんの人の関心を集め、良いきっかけを作ってくれたと思います。)が表しているように、すごく大変な思いをしてお仕事と育児を両立させていることと思いますが、20~30年前といったら、社会の風潮も実際の支援体制も、今と比べて厳しかった。
そんな中、「子どもを産みながら職場復帰して、とっても頑張ってキャリアを継続させた」「正直 "子どもより仕事" だった」という女性がお母さんだったとしたら、その娘が幼い頃って、どうだったんだろう・・・と思うんです。
娘は、
ほんとはお母さんに話をいっぱい聞いてほしい、
抱っこしてほしい、
甘えんぼしたい・・・
でもお母さんは忙しい。
家にいないし、帰ってきても忙しそう、疲れてる、イライラしてる・・・
自分より、自分以外の何かに心と体を使っているみたいだ・・・
そうすると、娘がお利口で繊細な子の場合特に、お母さんの体調とか機嫌とかがすごくわかってしまうものだから、こんなふうに考えて振る舞うようになります。
怒らせないようにしよう。
迷惑かけないようにしよう。
お母さんの癒しであろう、誉れであろう。喜ばせよう。
そうだ、なんでも自分でできるようにしよう。
↑↑↑
これですね、「なんでも自分で」。
そういう家庭で大きくなった人って、その家の中で、子どもの頃にしっかり学びとって(思い込んで)身につけてしまっていることがあるんですよね。
それはたとえば、
「自分の気持ちは誰も解ってくれない(話しても仕方ない)」とか
「自分のことは人に頼らず何でも自分でやらねば」とか
「人間、お役に立ってなんぼ、尽くしてなんぼ」とか・・・
その思考や振る舞いが〈幸福な恋愛〉を呼ばないのは、明らかですよね。
「一人に慣れてる」わけだし
「自分の気持ちを表現できず尽くしちゃう」(←これ、DV男に引っ掛かりやすいです)わけだし、
「なんでも自分でできちゃう」(=男に頼るとか甘えるとか、わかんない)わけだし・・・
と、
賢くて綺麗で優しいのに、なぜか彼氏ができなくて、できてもうまくいかなくて、「なぜ私はいつもこうなんでしょう」ということでご相談に来られた女性たちに、「育った家」「お母さん」に共通するパターンがあったので、書いてみました★