いつだって一生懸命やっている
2017年 06月 15日
「♪人生 楽ありゃ苦もあるさ 」は、日本人なら皆が知ってる歌詞で、誰もが解っていることのはずですが・・・
やっぱり自分の身に起こる「苦」は避けたくて、「楽」ばかりだったら良いのになぁと思ってしまいます。
だけど、どうしたって、好ましいことも起これば、そうでないことも起こる。
必ず、起こる。
そういう、良いことと悪いことは、どちらも起こって当たり前なんだ、ということを、
生きていく 〈構え〉 としてしっかり持っていた方がよいよね、と思うことが、しばしばあります。
悪いことを回避するのに躍起になったり、いざそれが起こったときに対応できない「ダメな自分」を裁いたり責めたり、こんな 意気地なし じゃいけないんだ、と無理やり己を奮い立たせたり・・・
そういうことで消耗したり、「もう、どうにもなりません。またしても鬱の穴ぼこに落ちてしまいました」と言っている人のお話を聞いていると、思うんですね。
「まずは、人生、そういうものだよね?、そんなふうになってるよね?ってことを、自分に言って聞かせよう」って。
それから、そうそう上手くいくことばかりじゃないかもしれないけど、私たちはいつだって最善を尽くしています。
「最善なんて尽くせてない。頑張れてないよ」と言う人だって、その状態でいることに最善を尽くしているはず、一生懸命やってるはずなんです、じつは。
だから、いつだって
「こんな感じで上出来だよね」
「そこそこ 、ほどほど だけどOK。よくやってるよね」
って言ってあげてほしいんです。
そういうふうに言えるのって、大事なこと
こんな自分じゃダメなんだー!イヤなんだー!って言う人に、
じゃあ、どんな自分ならイヤじゃないの?って訊くと、
「そう言われると言葉に詰まります」って言われたり、
すごく立派な理想像を語られたりするんですけど、
いずれにしても、現時点のリアルな自分を見てないなぁ、と思います。
いつか今の自分みたいな人間じゃなく、素晴らしい自分になる、っていう考えが悪いんじゃないのです。
でも、変わっていきたいなら、今の自分を まずは認めて、受け入れて、ねぎらって・・・ということができないと、どんなに気合入れて「変わるぞー!」って苦しんでも、無理なんだ、ということです。
自分に優しくしましょう(それで堕落したりしませんから、安心して)。
自分と仲良くしましょう(意味わからなかったら訊いてください。コツ掴むまで練習しましょう)。
よろしくお願いします