"店舗を持たないお花屋さん" の仕事ぶりがステキだった話
2017年 06月 21日
大学時代からの長い付き合いの友人から、お母様が、米寿を記念して、絵画の個展を銀座で開催する、というお知らせをもらいました。
それはおめでたいと思い、個展の会場へお花を贈ることにしました
相談室の近くの花屋など、幾つか思い浮かべたのですがピンと来なかったため、なんとなくネット検索をして見つけたお店にお願いしてみることにしました。
店舗を持たないお花屋さんで、オーダーを受けたら市場で花材を仕入れて来て作る、とのこと。
サイトで紹介されていた作品もとっても素敵だったし、何より、サイトから放たれているエネルギーが明るくて高波動だったので(特に立派なサイトというわけじゃなかったんですが・・)、直感で「信頼できる」と思えたからです。
上の画像は、友人が、こんなお花が届いたよ、ありがとう! と送ってくれたLINEに貼られていた画像ですが、お花屋さんからも、「このお花をお届けしました」という画像が、報告メールに貼られていました。
メールには、
「お花は紫系の花をメインに、仕上がりの雰囲気はシックでありながら、米寿のお祝いも兼ねていらっしゃるとのことでしのたで、落ち着いた色合いの中でも美しさ、華やかさも感じられる雰囲気にしてあります」
「花材は、初夏ならではの季節感も感じられる素材も使ってコーディネートさせていただきました」
「紫の中で様々なトーンの紫と、さまざまなグリーン系の花や実で紫メインにいたしました」
「また、気温が高温の時期なので、一気に開くような芍薬などは使わず、花保ちがよい花材と生け方で作ってあります」
とありました。
なるほど、私の拙い言葉での希望内容を、そんなふうに理解して配慮して贈り物を作ってくれたんだ・・・と感激してしまいました
使用したお花の名前一覧と説明文も添えられていたのですが、そこからは、そのお花屋さんが、いかにお花が好きな方なのかが伝わってきて、お顔を知らないその人のお仕事に向かう姿が目に浮かぶようで、思わず笑みがこぼれました。
また、このお花屋さん、配達までの私とのメールのやり取りが、とにかく迅速で的確で丁寧で、一度だって私を不安にさせたりガッカリさせたりしませんでした。
今、都会で、ネットだけを使ったお店でこういう商売をしようとしたら、こんなふうにやれなければ成り立たないんだろうな、とは思いましたが、
顔の見えないお客様のニーズに応え、プラスアルファのもの(プロとしての矜持だったり、とにかく喜んでもらおうというハートだったり・・・)をしっかりと込める、というお仕事には、本当に心が温まりました。
己の仕事に向かう姿勢もまた問われたような気持がして、う~ん、若い人に教わったなぁ、と思いました。
お花って、いただくのも嬉しいですが、こうやって贈ることもまた嬉しい。
そんなことを思わせてもらえた、とっても素敵な出来事でした