寂しい人は騙される
2018年 03月 19日
お話を聴いていて、
それ、騙されちゃってるよね、どう考えても…
と思うことが時々あるのですが、
それは後々「やっぱり騙されてました」というお話として報告されることが多いです。
うまい話とか、
甘い言葉とか。
「なんで信じちゃったんだろう、どうして気づけなかったんだろう」と肩を落とす人に私が、
「私、『それは怪しいよ、騙されてると思う』って言ったはず」
「『そんな話はない。やめといた方がいい。』って言ったよね?」
って言うと、
「そうでしたねぇ…、でもどうして聞く耳持たずに進めちゃったんだろう…」
しょんぼりです。
たとえば寂しくてたまらなかった人が恋に落ちたとき、その孤独が癒されたり性的な欲求が満たされたりすることで、相手を「この人だ!」「運命だ!」「愛してる!」と錯覚してしまうことが、ままあります。
それは、相手が素晴らしいから素晴らしいと思うのではなく、自分の孤独感や劣等感が反応して、素晴らしい人だ、と思い込んでしまうのだけど…
そうなるともう、何言われても何されても、これは〇〇だからそうしてるんだわ、△△なはずはないわ、って、掛けた錯覚用メガネは外さず、妄想用耳栓も取らず、行き止まりまで走って行ってしまうことになる…
寂しい人は、騙されます。
騙されてることなんて分かってました、それでもよかったんです、っていう、切ない告白というのもありますが…