『暗闇でも走る』を読んで   

2018年 05月 07日


暗闇でも走る 発達障害・うつ・ひきこもりだった僕が不登校・中退者の進学塾をつくった理由を読みました。



著者の安田祐輔さん(1983年生まれ)…、発達障害(軽度だと思われます)、いじめ、父親のDV、一家離散、家出、非行、社会人になってからの うつ病 と ひきこもり…


「僕の人生は、本当にうまくいかないことだらけだった」といいます。


誰からも必要とされていない苦しみ、「自分は何のために生まれてきたのだろうか…」という問いが、常にあった、と…。


「生まれてから17年間、僕はどこにも居場所がなかった」、そう書く安田さんは、生まれ変わりたくて、「何度でもやり直せる社会」をつくりたくて、一念発起。


"偏差値30くらい" から2年かけて難関大ICUに入り、様々な出会いに導かれ、中退・不登校向けの塾を始め、それを発展させている今までのことが綴られていました。



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生まれ変わりたい、やり直したい、こういう社会をつくりたい…

その思いの強さと、実際にそれに向けてやりこむ姿には、読んでいて圧倒されました。


その意思と行動の原動力は一見、「怒り」のようにも思えます。

不条理なものに対する怒り。


でも読み進めるとそれは、彼がもともと持っていた「優しさ」や大きな「愛」によるものなのだ、と分かります。

彼が自分の使命に目覚めていて、それが叡智の泉みたいなところに繋がっていて、いくらでも必要なものが汲み上げられ供給される。

だからこそ、ここまで来たし、これからも行くのだということがよく分かる…。

だから感動してしまったのだなと思います。


困難な初期設定(発達特性とか家庭環境とか…)も含めて、彼が体験してきたことはおそらく、彼の魂の計画、魂の希求するものに合致しているのだと思います。

彼が「偶然」とか「奇跡」と言っている幸運を 幾つも掴みながらここまで来たのは その証しでしょう。




この一人の青年の「物語」が本になったこと、それを手に取れたこと、私はとても嬉しいです。


彼は、自分のこれまでを綴ることで、教えてくれます。

「自分への問いかけ(自分は何をしたいのだっけ?)をやめない限りは、必ずチャンスはやってくるし、まだ見えていないだけで自分の居場所へ続く道はあるし、未体験の広い世界がある、仲間もいる」…ということを。


「ICU」とか「起業」とか、それは彼の物語であって、みんながそんなふうにいくわけではありません(みんながそんなふうにする必要もないですし)。

でもこの本は、いまは挫折し居場所を失い力を失い動けなくなっている人たちやその家族に、たくさんのヒントや希望の光を示してくれると思います。




私は、とても励まされ元気をもらいました。


「何度でもやり直せる社会」をつくろうと活動している青年がいて、力を合わせる仲間たちが集まってきていて、そして彼らが用意した居場所と学びの場を使って「やり直し」を始めた人たちが実際にいる、ということに、わくわくしたからです。


これ、きっとそのうち、大きなうねりになる…

オセロの 黒● はパタパタと 白○ にひっくり返る…




あ、著者の安田さんも、

の青年と同じく、インディゴ世代ですね。イキのいい頼もしいインディゴ。


古いものを壊して新しいものを創り出していく係。その旗手のお一人なのでしょうはた


これからの活動を楽しみに見せてもらおうと思います。応援しています太陽




暗闇でも走る 発達障害・うつ・ひきこもりだった僕が不登校・中退者の進学塾をつくった理由

安田 祐輔/講談社

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by kktreasure | 2018-05-07 11:23 | | Trackback | Comments(0)

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