相手を変えようとする人は…
2018年 05月 14日
憧れの人と交際が始まって、最高に幸せ…なはずなのに、 "浮かない" "モヤる" というY子さん。
お話を聴いていたら、彼は自分の好きな所は褒めて大事にしてくれるが、そうでない所は変えるように求めて来る…という。
努力はする。
「向上心」持つのはいいことだと思う。
結果、よりよい自分になれたら素敵だし…
そう思って頑張っているものの、なんだか鬱々としてきた…というお話です。
「もともと自分に自信がない」「自分は大した取り柄もない冴えない女で…」などと思ってしまうような自尊心の低さで恋愛に臨むと、"こんな私" という自己評価を、刺激してくるような出来事に出会うものです。
DV男(一見優しいから気づかない…)にばかり当たる…というのも、そうですね。
気づかねば、ね。
"こんな私" も私。欠点、短所含めての私。
自分の好ましくないところを見捨て、切り捨てて、理想の彼と理想の恋愛をすることで理想の自分に近づこうとしても、そうは行かないです。
欠点や短所も、大事な個性だし、一生懸命生きてきたひとつの結果。
まずはそんなふうに受け入れて慈しみ、その上で、こうなりたいな、という意思が湧いたなら、それに向けて頑張ったらいい。
"最高に素敵な彼" だろうがなんだろうが、自分をまるっと愛してくれずに、そこを直せ、そこも変えろ、と言ってくるなら、そこは 「お断り」 しなくちゃ(心の中では)。
自分を知る。自分を愛する。
それが出来るようになると、相手を変えようとなどしないものです。
「その "最高に素敵な彼氏" の自己肯定感って、じつは高くないかもしれないんじゃ?」
「Y子さんのことというより自分のことを、まだ愛せていないかも…」
と言った私に、Y子さんは深く頷き、そういえばそうだ、そうに違いないです、と言いました。
モヤはすっかり晴れたとのこと。
自分の心地悪さを信頼してあげられて嬉しい、と。
よかったです