「意地悪な自分が嫌になる」   

2018年 07月 02日

自分はどうしてこんなに意地が悪いんでしょう、ライバルに対して失墜を願ってしまう黒い自分の心が悍ましくて嫌だ、と言う方がいました。


それは、ほんとに一生懸命にやっていることがあって、それによって自分の立場、居場所を守りたいのに、"脅かされている" "怖い" からなのでした。


「あいつ失敗すればいいのに…」
「ザマァ見ろ」「いい気味だ」
「もう消えてくれ」

…分かりますけど。

でも、そう思ってしまう自分を受け入れるのが苦しいのも、分かる…



☆ ☆ ☆ ☆ ☆



少し前に、NHKの『SWITCHインタビュー 達人達』という番組で、元・マラソン選手の増田明美さんと、元・宝塚のトップスターの早霧せいなさんの対談がありました。

その中で増田明美さんが、"まるで修行僧のようだった" という、過酷な練習に打ち込むばかりの高校時代のことをお話しされていたんですが、

当時、下宿生活をしていた監督の家で、食事の時、ライバルの子のお茶碗には ご飯をぎゅうぎゅう詰める、自分はさらっと少量…ということをしていた、自分だけは体重を減らしたかった、ライバルには、太れ、太れ、という意地悪さで…と。

ほんとは痩せすぎだったのに、当時の常識は間違っていて、「生理も止まらないようじゃ練習不足」とか言われるような滅茶苦茶さで、体重を減らさなくては!ということに囚われていたんだそう。追い詰められてたんですね。

『アタックナンバーワン』や『エースをねらえ!』に出てくる意地悪な人、こんな人にはなりたくないって思ってた人に 自分もなってた…というのでした。


増田さんは、早くから天才ランナーと呼ばれ期待されていた方です。
でもオリンピックでは途中棄権し「非国民!」などと罵られる体験をし、
傷ついて大きな挫折をして、一時は引きこもり、死ぬことも考え、
そんななか、たくさんの人たちから優しい手紙をもらい、救われ、元気になり…、
だけどその後の復活レースでも、また満足に走れず、途中でこっそり棄権して逃げ帰ろうと思っていたところ、市民ランナーたちに一緒に走ってもらってやっとこさゴール、という体験もした、とのことでした。

引退後は、マラソン解説、ナレーター、ジャーナリスト、講演活動や出版、大学教授…とたくさんのお仕事をしてらっしゃいます。
どれも、「言葉には人を励ます力がある」という、ご自身が辛かった時に触れた たくさんの人の優しい言葉から知ったことを 心に据えての活動でしょう。
今や名物となっている増田さんのマラソン解説(大好きです♡)で披露されるネタの数々も、ちゃんと現場へ出向き選手を見て、話を聴いて、肌で感じたことを愛情もって紹介する、という信条によるものなのですね。



増田明美さんって、慈愛のエネルギー半端ないです。
声も高波動、癒しのパワーに溢れています。
感じる方は感じるでしょう…?

番組を見ていて、どうして増田明美さんのレース解説や、人生相談本での回答が、あんなに愛に満ちていていて優しいのかが、わかった気がしました。

菩薩みたいな増田さんも、初めから今のようではない。
ライバルに「太れ~ニヤ、太れ~ニヤ」の念を向けたりしている。

そういうものなのだろうな、と思います 晴れ



☆ ☆ ☆ ☆ ☆



自分は意地悪だな…と落ち込んでしまうという人は、自分を攻撃するんじゃなくて、
「わたし、よく頑張ってるよね」と自分に声を掛け、
頑張ってる時じゃなければできない感情体験は何であれ受け入れて、そして、
「いつか戦い終えた時には、たくさん苦労したおかげで いろんなことを知っている、優しい人になりたいね」
って、言ってあげてほしいと思います。


人生には、いろんな時期がある。
必死に戦っていて意地悪なこと考えちゃう時期だってある。
そういうことでひまわり



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by kktreasure | 2018-07-02 13:45 | 心の話 | Trackback | Comments(0)

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