「試し行動」で関係を壊してしまう
2019年 01月 14日
自分は恋人から愛されてるだろうか…
私たちの絆はどうやっても切れない強いものなんだろうか…
相手への思いの強さに比例して「不安」や「疑念」も増していく…
「幸せ過ぎて怖い」という言葉もありますが、私たちは、何かと怖いんですね。
よほど自信に満ちた人、おめでたい人でなければ誰にだって、
交際相手と自分の関係が大丈夫なのか、相手の気持ちは確かなものなのか、と不安になったり、
こんな自分で本当によいのだろうか、あの人には別の人の方が相応しいのではないか…という思いがよぎったり…
ということはあると思います。
でも、そういう思いが、よぎって消える、という程度でなく、それに囚われてしまって苦しい、常に苦しい、となると、問題です。
タイトルに書いた「試し行動」というのは、相手の気持ちを量って安心しようと思って(無意識なことも多いです)やるものです。
自分の要求と違うものを差し出されたからといって、不機嫌になってみせたり、拒絶の表現としてワザと連絡を取れないようにするなど無視してみせたり、暴力的、破壊的な言動をしてみたり(「別れる!」「死んでやる!」と脅す、とか)…
"大人げない" ことをして相手を困らせる…
大人げない。 そう、"子どものような" 態度を使って、相手の気持ちを試し、相手の気持ちを知って、そして「安心」したいわけです。
でも、そんなやりとりから得られる安心感は、続きません。またすぐ不安になってしまいます。
そして、相手は疲れるし、悲しくなったり寂しくなったりさせられますから、その関係は次第に(あるいは突然にぷつりと)終わることになるわけですね…
この「試し行動」をやめられないために恋愛が長続きしない、とお悩みの方がときどき来られます。
「恋の駆け引き♡」とかいう明るく軽いレベルでない自分の「試し行動」は、自分でコントロールできない、
どこかのタイミングで、カウンセリングやセラピーを受けなくちゃダメだと感じてきた、
ということをおっしゃいます。
いつまでも、こんな "子どもじみたこと" をしていたくない、と。
自分が相当傷ついたインナーチャイルドを抱えていることを知ること。
まずはそこからです。
自分が交際相手と繰り広げて来たことは、健康な大人の恋愛ではなくて、相手に「決して自分を見捨てることのない、親の愛」を求めて、お門違いなことをしてきたものなのだ、ということを理解すること、
「何をしても大丈夫、何をしても無条件に愛される」は、子どもの時の自分が欲しかったものであって、それを、大人の自分が大切な人(親ではない「他人」)に求めるのは違う、ということを受け入れること、
本物の恋愛が出来るようになるため、そして幸せになるために、自分の心の穴ぼこは、自分で手当てをしていかなくちゃならない、と知り、実践していくこと…
そういうことを、ひとつずつ、丁寧に、やっていくことです。
これはとても大事です。
たいへんなプロセスになるケースもありますが、「幸せな私の幸せな恋愛」のために、ぜひ取り組んでみてほしいと思います。
私にもお手伝いが出来ますので、ピンと来た方はご連絡ください